ファッションと風俗の70年:婦人画報創刊70周年記念
本書は、タイトルどおり「婦人画報」創刊70周年を記念して刊行された雑誌です。
各テーマに分けられた記事は、各部門の専門家が書いています。
出典 熊井戸立雄編『ファッションと風俗の70年:婦人画報創刊70周年記念』婦人画報社、1975年
表紙の版画は、ファッション史家の青木英夫がドイツのフランクフルトで購入したファッションプレートから。1921年から1925年あたりまでのファッションだと述べています。アール・ヌーボー風ですね。
購入経緯
戦後ファッション・デザイナーのルリ・落合について、インターネットで2019年6月26日に調べました。
それで、本誌のデザイナー系譜欄に掲載されているとのことを知りました。
さっそくYahoo!オークションで探して落札。2日後の6月28日に到着した次第です。
目次
以下に目次をご紹介します。
記載された筆者または判明した筆者には( )または「:」を付しました。
目次に記載された順に記しています。ページ順(掲載順)ではありません。
- ファッションの夜明け「鹿鳴館」
- 東京銀座通煉化石造真図
- おんなの帽子(筒井光康)
- きもの「明治・大正・昭和」
- 美人観楓図
- あの頃のメイクアップとヘア(近江礼一)
- 美人かがみ
- 舞台衣裳の魅力(ルリ・落合)
- 「婦人画報」表紙にみる
- レトロ・モード
- 美人風俗画
- 古き良い時代のファッション版画集(青木英夫)
- ’75パリ・コレクションから
- 街のデザイン採集(六本木・青山・原宿)(岡田宏三)
- 昭和五十年の街角から
- 風俗と時代(戸板康二)
- 明治・大正・昭和 美人の系譜(尾崎秀樹)
- 婦人画報をとおして見た バッスルスタイルからパンタロンまで(南静)
- オールド・デイズ・ファッション(丹羽寿彦)
- 「きもの」三代の変遷(安田丈一)
- 戦後のきものと流行(本吉春三郎)
- メイキャップと化粧品の70年(清水俤)
- 束髪からカーリーヘアまで(芝山みよか)
- 「着こなし」時代考(早見一十一)
- メンズ・モード三代(星野醍醐郎)
- 流行色うつり変わり(大作陶夫)
- ファッション写真70年(田中雅夫)
- モードをつくりだしたスターたち(秦早穂子)
- 街のファッション史(上野・浅草/加太こうじ、銀座/荻昌弘、新宿/田辺茂一、六本木/皇達也、原宿・青山/辺見じゅん、銀座変貌/松田信四郎)
- 資料「ファッション・風俗70年の変遷」青木英夫編
- アクセサリーズ(時計:小谷年司、メガネ:青木渉、帽子:筒井光康、ハンドバッグ:伴肇、下着:玉川長一郎、宝飾品:乙竹宏、靴:福原一郎、ボタン:菱田安彦、イラスト:小倉勝雄)
- 洋裁事始め(杉野芳子)
- 私のデザイナー生活(田中千代)
- わが母磯子のおしゃれ(朝吹登水子)
- わたしのモダンガール記(淡谷のり子)
- ぼくのモダンボーイ記(石津謙介)
- 美智子さまのお召しもの(加瀬寿)
- ファッションの宝庫「ディートリッヒ」(高橋映一)
- ファッション・モデル繁盛記(荻野宗一)
- ファッション・デザイナーの系譜と活動(林邦雄)
- ファッション・デザイナー略歴簿(林邦雄)
- ニューライフ・スタイルのファッション(寺崎央)
巻末特集 あの頃
- 帝政時代のロシアで:東山千栄子
- あみものと共に:佐伯周子
- 北国での暮らし:大塚末子
- 娘時代:塩月弥栄子
- アメリカの禁酒時代:飯田深雪
- パーマのはじまり:吉行あぐり
- 青春の日々:高井貞二
- バウハウスに学んで:山脇光池子
- ミイラとりがミイラに:マヤ・片岡
- 青春の大阪:マダム・マサコ
- 服飾と絵と私:中原淳一
- 結婚のころ:与謝野道子
- めぐり逢った三人の先生:小沢喜美子
- 編集者時代:桑沢洋子
- 空襲の中で:伊東孝
- シュークルとショコラ:長沢節
- スタイル画時代:宮内裕
- 敗戦のころ:鈴木宏子
- 赤い靴:黒柳徹子
- 趣味と職業:中嶋弘子
- ビューティブック創刊のころ:山野愛子
- よき師・よき友:藤川述子
- ファッション記者として:十返千鶴子
- 15年前のある秋の日:ルリ・落合
- 私の履歴書:三宅一生
- きもの学院開校の頃:山中典士
読者投稿・わが家のアルバムから(近藤静子、公文章忠、多田明子、宮崎栄子、岩立弘美)
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