【なむ語る】映画やドラマに登場するファム・ファタルの魅力!
ダウンの弱点を克服

ダウンテック™ダウンが詰まったL.L.Beanのダウン・アウターなら、悪天候でも汗をかきやすいハードなアクティビティ中でも安心して着用。

公式サイトでチェック

ランジェリー(部屋着・下着)用語集

ファッション用語集
この記事は約30分で読めます。
記事内に広告を含みます。

ランジェリー(部屋着・下着)用語集です。

収録語数が多くページがかなり長いです。

ランジェリー(部屋着・下着)用語は長さや使われた技術や装飾を含むことが多いです。ひたすらカタカタが多いので、英語や仏語の言語の意味をおさえれば簡単です。

あなたお気に入りの特徴や流行パターンを見つけてください。

まれに通販ストアからサンプル画像を載せています。
スポンサーリンク

部屋着・下着用語集

部屋着は英語で「loungewear」(ラウンジウェア)、下着・肌着は英語で「underwear」(アンダーウェア)。まとめて英語で「lingerie」(ランジェリー)。

下位項目には、補整下着のファウンデーションや装飾下着のランジェリー(狭義)などがあります。

ア行

アウター・ブラ:outer bra

外衣として着られるブラジャーの総称。プラトップとも。→チューブ・ブラジヤー、バンドゥ・ブラ

アンダーウェア:underwear

衣服のいちばん下側に着られる衣料全般。インナー・ウェア、ボデイ・ウェア、接膚衣とも。英語では肌着を指し、ファンデーションやランジェリーと区別。

アンダーシャツ:undershirt

下着や肌着として着るシャツの総称。ニット(メリヤス)でつくられ、男性用の接膚衣をさす傾向がつよいです。丸首シャツ(Tシャツ形)を基本的アイテムに、長袖・七分袖、半袖・袖なしなどさまざまな形があります。U首シャツ、V首シャツ、ランニング・シャツをはじめ、前ボタン付きの面二シャツ、ダボ・シャツなどが代表的。

アンダードレス:underdress

広く下着一般。とくにドレスに合わせるスリップ状の女性下着。コスチューム・スリップともいわれ、外に着るドレスのシルエットや素材感を美しく表わすものが多いです。ウエディング・ドレス、肌の露出の多いイブニング・ドレスや、シースルー効果をもつサマー・ドレスなどに多用されます。

チャイナドレスに重ねるアンダードレス。アールデコ風リネン旗袍のオーダーメイド | 旗袍的新故事

インティメイト・アパレル:intimate apparel

女性用ファンデーション、ランジェリー、ラウンジ・ウェアを総称するアメリカの業界用語。

インナー・ウェア:inner wear

下着の総称。狭義ではアンダーウェアと同義。衣服のいちばん内側に着るのが語源。広義では下着や、家の中でくつろぐ時に着るホーム・ウェア、ナイトウェアなども含みます。パーソナル・ウェア、インティメイト・アパレルとほぼ同義。

ウインタム:wintumn

ウインター(冬)とオータム(秋)向けの袖付きスリップ。スリップと深めの衿ぐりのアンダーシャツを組み合わせたもので、袖は七分丈程度のものが多いです。

ウエスト・ニッパー:waist nipper

ウエスト(腰)をはニッパーする(挟む)下着。今でいうコルセットです。ウェストを細く締め、部分的な補正機能をもつファンデーションのひとつ。1940年代後半にAラインの復興により、ウエストを強く絞るスタイルが流行したことが発端です。

エプロン:apron

衣服の汚れを避けるために、また装飾するために衣服の前の部分に掛ける部屋着。ウエストから下にあしらったり、肩から吊って前面を覆ったりする。ジャンパー・スカート型やスモック型などさまざまな形があります。素材・色柄の変化にも富みます。幼児用エプロンや涎掛けなどの胸当状のものは、ピナフォアといいます。日本では一般に「前掛け」というが、古くは「前垂れ」といい、室町時代末期に庶民に浸透。フランス語でタブリエ。

エプロン・ドレス:apron dress

エプロンとドレス両方の機能をあわせた婦人用衣服。多くは胸当が付いて、後ろ開きのデザイン。紐やベルトでウエストを締めて、スカート部分はゆったりとしているのが特徴。衣服の上に重ね着することが多いですが、夏の簡便なホーム・ドレスとして単独で用いられることも。またエプロン型をしたスカート(ジャンバー・ドレスやエプロン付きドレス)も意味します。エプロンのフランス語からタブリエ・ドレス、幼児用のエプロンの意味でピナフォア・ドレスとも。

エンベロープ・シュミーズ:envelope chemise

テデ

エンベロープ・スリップ:envelope slip

→テディ

オー・バック:O back

女性用下着のショーツの一種。ヒップの部分を丸くくりぬいたデザインや、Tバックのアレンジとして出現。ヒップのかたちを美しく保つという点で注目されてきました。この他に最近では形状からUバック、Vバックなどの字形名のついたニューデザインも登場。

オールインワン:all-in-one

ブラジャー、ガードル、コルセットの機能がひとつに組み合わされたもの。胴全体を整え身体のシルエットを美しく見せるために着ます。コースレットとも。下着以外でも上下がひと続きになった衣服をさすことがあります。→ボディスーツ

カ行

カジュアル・インナー:casual inner

カジュアル感があり、アウターウェアとしても気楽に着こなせる女性用インナーウェアの総称。昔は女性的なランジエリー類をシルクのスリップやレースの多いキャミソールなどといいましたが、現代的なものはとくにカジュアル・インナーといい、タンクトップが代表アイテム。

ガーター:garter

靴下留め。腰紐のついたものは特にガーター・ベルト。腿までのストッキングをはく時に、弛まないように捩れないようにぴったりと安定させるためにつけます。伸縮性のあるゴム布や輪状のゴムを使い、脚に直接巻き付けるようにしたものや、腰につけたベルトに留め具を使って靴下を吊るす形にしたもの、ガードルに付いたものなど色んな種類があります。中世ヨーロッパでは男性のみが用い、16世紀頃にはリボン結びなどにした装飾性の強いものでした。18世紀後半に女性も用いるようになり、実用的で下着的なものへと変化しました。

割烹着:kappougi

炊事をする時などに汚れを防ぐために、衣服の上から着る婦人の家庭着。膝上丈で身頃と袖を覆い、後ろ開きの上っ張り。袖口はゴムで締め、衿ぐりに綿レースなどを施したものも多いです。素材は白色のブロードが代表的で、最近は色柄物も増えました。

ガードル:girdle

腰部、腹部、ヒップ、太腿などの外観を整えるための女性用下着。ファンデーションの一種。コルセットから発展し、1920年頃から使うようになりました。現在ではほとんどがショーツ形式。長いもの、短いもの、腹部を押さえるもの、ヒップ。アップ効果のあるもの、ソフトにフィットするものなど、さまざまな種類があります。素材には伸縮性のあるスパンデックスがよく使われます。

カルソン:calecon

フランス語で男性用の下着パンツやズボン下がもともと。タイツのように脚にぴったりフィットした女性用の細いパンツのことです。最近は下着のトランクスをさす名称としても使います。

カンカン・ペチコート:cancan petticoat

フレンチ・カンカンの踊り子の衣装に似せて作られたペチコート。細かいフリルを何段もつけたり、レースやリボンで飾り立てたりしたものが多いです。スカートに美しい膨らみを出し、また、足を動かした時に裾からフリルなどが覗く効果をねらったものもあります。略称はカンカン・ペチ。

キャミソール:camisole

スリップの上半分だけの女性用下着。もともと19世紀のヨーロッバで、胸まであるコルセットを覆うために着られていたコルセット・カバーを原型に発展してきました。現在ではトップ・ラインが水平にカットされ、スリップのように紐やレースで肩から吊る形を特徴にします。レースなどで繊細な装飾を施したものが多く、最近ではジャケットの下にブラウスの代わりに着ることも。

キュロット・ペチ:culottes petti

→ペチコート

クリノリン:crinoline

スカートを丸く大きくふくらませるための下着の枠、またはその目的で使われるアンダースカート。19世紀半ばに大流行。当初はアンダースカートに張りをもたせるために馬毛(クリノ)を麻(リノ)に織りこんだものを用いたのが語源。最盛期は1850年~1870年で、針金や鯨の髭などを使い、提灯の骨組みのように丸く輪を組んだものが多かったです。現在では寒冷紗という張りのある強めの布地などを使って、同様の効果を上げる下着もクリノリンといいます。→パニエ、ファージンゲール、クリノリン・スタイル

コスチューム・スリップ:costume slip

→アンダードレス

コースレット:corselet

→オールインワン

コルセット:corset

胸から腰にかけて胴を細く美しく整えるための女性用下着。綿やサテンを素材に使い、地には鯨の髭や針金を入れたり、編み上げたりして形成しました。原型は12~13世紀頃で、コルセットの名が使われたのは19世紀からで、男女共用でした。1890年頃にコルセットを着けることで可能になるS字形シルエット(ギブソン・ガール・スタイル)が女性に流行したのが有名。その後は伸縮性のある素材が用いられ、現在はガードル、ウエスト・ニッパーが代替しました。

コンビネーション:combination

コンバインした(結合、組み合わせ)服のことで、下着では上下が一連になった肌着。ズボン下とシャツが連なった男性用下着やキャミソールとフレアー・パンティが一連になったテディなどが代表的。英語ではユニオン・スーツ、ユニット・スーツなどとも。フランス語のコンビネゾン(combinaison)は対応語ですが意味は違います(次項「コンビネゾン」参照)。

コンビネゾン:combinaison

フランスでの下着用語としてはスリップだけを意味します。

サ行

サイド・パッド:side pad

寸胴形の体形を補整したり、腰の形を整えたりするために用いる詰物(パッド)。綿、フェルト、スポンジなどを素材にします。腰に当てやすいようにベルトを付けて、左右にパッドをつけた形が代表的。

サポーター:supporter

運動をするとに関節などをサポート(支え)したり抵抗をなくしたりする目的で用いるゴム布。伸縮性に富んでいます。男性用の海水パンツやスポーツウェアの下着など、用途に合わせてさまざまな形や大きさがあります。広義にはガーター(靴下留め)やゴム入りコルセットなど、身体を締めつけるものを総称する場合も。

猿股:sarumata

男性用の下着パンツの一種で短い股引き。腰から股の部分だけを覆うラクダ色のメリヤス製が多いです。西洋のドロワーズ(ズロース)をヒントに19世紀中期以降に作られた。猿股引きや西洋褌とも。猿股という下品な表現を嫌い「申又」と書くことも。現在では日本の老年層にしか見られません。

サロン・エプロン:salon apron

胸当のついていないエプロン。マレー人が用いる腰布(サロン/sarong)」が語源か。胸当つきの装飾的な前掛けを意味する場合は「salon」の字が当てられてきました。「sarong」と「salon」を対立的に説明する辞書が多いですが、説得的ではなく偏見。

シェイビング・ガウン:shaving gown

→バスローブ

シェイブ・コート:shave coat

→バスローブ

シェイプ・パンツ:shape pants

ガードルとショーツの機能を合わせ持つ女性下着の一種。ワコールの商品名。ガードルの補整力とショーツの気軽さが特徴。同種の下着にシェイプ・ブラ、シェイプ・ライナーなどがあり、ニュー・インナーとして人気。別にパンティ・ガードルとも。

下穿き:shitabaki

腰から下に穿く肌着類。

ジュポン:jupon

→ペチコート

シュミーズ:chemise

フランス語で男女のシャツ、ブラウス、下着のこと。英語では女性用スリップ。また婦人や女児用の肩紐が太く装飾性の少ない実用的スリップをいう場合も。緩やかなシルエットが特徴。もともとはギリシャ時代のキトンから発した原始的な衣服形態の一つ。女性用下着として現在の形になったのは19世紀後半から。

シュミーズ・ド・ヌイ:chemise de nuit

フランス語でナイトドレスやナイトシャツのこと。

ショーツ:shorts

ショート・パンツのこと。女性用の下穿きを総称することも。とくにパンティ類一般用語として使います。股下部分のついた長めのロング・ショーツ、股上のごく浅いビキニ・ショーツ、やや深めのセミ・ビキニ・ショーツなど。パンティという直接的な表現を嫌って一般化しました。

シール・ブラ:seal bra

女性の乳首を隠すだけのシール状のブラジャー。別名ニップレスとよばれ、昔はスポーツに使いましたが、1980年代後半からジュリアナ・ギャルたちが過激なコスチュームで使って以降、セクシー・アイテムの一つになりました。

スキャンティ:scanties

婦人用のかなり小さいパンティ。もともと下着デザイナー鴨居羊子のデザインによる商品名(1956年)です。スキャンティ(scanty/乏しい・わずかな)という英語の意味にひっかけて命名。現在ではセクシーなビキニ・ショーツを意味します。

ステテコ:suteteko

日本の男性年配者が用いる夏季のズボン下の一種。ズボンへ汗が付着しない目的と、ズボンのすべりをよくする目的があります。膝下丈で全体にルーズな形。白色がほとんどで、涼惑のあるクレープ生地を使います。この奇妙な名称は1880年頃から流行した「すててこ踊り」という座敷芸に由来します。

ストラップレス・ブラ:strapless bra

肩紐の付かないブラジャーの総称。オフショルダーやネックラインのくりが大きいドレスを着るときに肩紐が見えないメリット。

ストリング・ビキニ:string bikini

腰の部分をストリング(細い紐)だけしたセクシーな印象のビキニ・ショーツや水着ショーツ。紐のように細いビキニとの説もあり。いずれにしても露出部分が広いです。

スーパー・ミニ・スリップ:super mini slip

男性用の極端に小さなビキニ型ブリーフ。ビキニ・ブリーフを最近ではミニ・スリップとよぶ傾向があり、なかでも極端に股上の浅いものをいいます。スリップはフランス語ではパンティやブリーフのこと。

スポーツ・ブラ:sports bra

スポーツ用ブラジャー。スポーツをする時、動きに合わせてフィットする機能をもったブラジャーをいいます。運動性や吸汗性の点を重視して作ります。ジョギング・ブラ、ランニング・ブラ、テ二ス・ブラなど各用途にふさわしいアイテムがあります。タンク・トップをアンダーバストのラインで切り落とした形のハーフトップ・ブラもこの一種。

ズボン下:zubonshita

メリヤス製で脚にぴったりした男性用下着の一種。ズボンの下(中)に穿いて保温の役を果たします。本来は春や秋冬用のものが多く、前部にボタンを付け、紐でウエストを調節します。くるぶし丈のものが多かったですが、現在では前ボタンなし、ゴムエストが増え、七分丈から膝下丈といった形が多いです。別名のバッチは朝鮮語パチ(ズボンの意)が語源。→股引き

スリーインワン:three-in-one

ブラジャー、ウエスト・ニッパー、ガーターの3つの機能がひとつの衣服にまとまったファンデーション(補整下着)。本格的な盛装用に向き、クラシックかつセクシーなアイテムとして日本では1980年代に復活。さらに重装備のオールインワンをコースレットとよぶのに対し、これはセミ・コースレトとも。

スリップ:slip

ドレスのスリップ(滑り)をよくし、シルエットを美しく出すために用いるランジェリーの一種。肩紐をつけたワンピース形式を標準に、さまざまな種類があります。ペチコートから発展し、19116年に初めて登場し、当初はプリンセス・ペチコートやプリンセス・スリップと名が変わり、最終的に現在のスリップに。ランス語でスリップはパンティ、ブリーフの意。

スリーパー:sleeper

寝巻の新しい呼称の一種。膝上丈からくるぶし丈くらいのワンース形式が多く、その袋のような形からナップサックともいいます。多くはプルオーバー型のロングTシャツで、なかには前開き型のナイトシャツのようなものもあります。

スリーピング・ウェア:sleeping wear

寝る時に着る服の総称でスリーピング・スーツとも。パジャマ、ナイトドレス、ネグリジェなどが代表的で、最近はラウンジ・ウェアを兼ねたデザインが増えています。スリーピング・スーツ(sleeping suit)とも。

ズロース

→ドロワーズ

タ行

タップ・パンツ:tap pants

→フレア・パンティ

タブリエ:tablier

→エプロン

タブリエ・ドレス:tablier dress

→エプロン・ドレス

ダボシャツ

男性のアンダーシャツの一種。丸首、前開き、七分袖のたっぷりしたシルエットに特徴。昔の素材には楊柳が用いられ、夏にステテコと一緒に着ました。年配者によく見られるスタイル。→アンダーシャツ

丹前:tanzen

浴衣などの上に重ねて着る綿入の防寒用和服。本来は男性用のもの。江戸時代の丹前風呂(湯女を抱えた風呂屋)に通う遊客の風俗から生まれました。現在は浴衣に重ねるウール地の単衣のものも丹前といいます。

チェルノブイリ:Chernobyl’

→ビキニ・ショーツ

チューブ・ブラジャー:tube brassiere

肩紐のついていない筒状のブラジャー。バンドゥ・ブラの一種で、下着よりも外衣として使うことが多いです。カラフルな色が多く使われ、夏のリゾート・アイテムの一つとしてジャケットなどの下によくつけられます。アウター・ブラ(外衣としてのブラジャー)の一種。

デザビエ:deshabille

フランス語で「普段着、部屋着、平服」の意味。今日では女性が部屋の中で着るゆったりした軽いドレス類のこと。ローブ・ド・シャンブルという部屋着類やネグリジェ(化粧着)などを含みます。とくにシュミーズ・ド・ヌイ(英語でいうナイトドレス)と一揃いになった化粧着をいうことも。英語でディサビール。

テディ:teddy

クラシックな雰囲気をもつ女性用下着の一種。キャミソールとフレアー・パンティが一連になったもので、形状からエンベロープ・シュミーズ(封筒シュミーズ)やエンペープ・スリップとも。1920年代に最初に流行し、レースをあしらったり、前の部分を紐使いにしたり。ロマンティックなデザインを特徴としたものが多いです。

トゥールニュー:tournure

フランス語で「腰当て」。英語のバッスル。

ドレッシング・ガウン:dressing gown

部屋の中でくつろぐ時に着用するラウンジウェアの代表アイテム。男女ともに着て、膝丈からくるぶし丈で、ローブやサッシュ・ベルトでウエストを締めます。ラップ・コート型のゆったりした服。ショール・カラーが多く、シルクサテン、キルティング、ベルベットなどの比較的豪華な生地で作られたものが多いです。ナイトガウンともいい、「化粧着」の意のフランス語「ローブ・ド・シャンブル」に相当。

ドロワーズ:drawers

半ズボンのようなゆったりした女性用下穿きの一種。保温、吸湿を主な目的に着られます。股下の長いものを中心に、レースなどを施した装飾的なものもあります。もともと男性用ズボン下として使われ、フランス革命後に流行した女性用下着として一般化。この時期はヨーロッパで19世紀、日本では1930年代。日本で婦人の下着用パンツをズロースというのは、このドロワーズが訛ったもの。

ナ行

ナイティ:nighty

広義にはナイトウェアと同義。とくに厚い生地でつくった女性用のネグリジエやラウンジ・ウェアをいいます。ナイトドレスやナイトウェアなどの総称。

ナイトウェア:nightwear

巻(ねまき)、または寝る前に室内でくつろぐ時に着る衣服の総称。

ナイトガウン:nightgown

ナイトドレスや上に羽織るガウンのこと。ドレッシング・ガウン(dressing gown)やナイトドレス(night dress)とも。くつろいだり、寝たりするのに楽なように、胴を締めつけず、ゆったりしたワンピース型の寝巻です。綿、絹、麻、ウールなどの柔らかく肌ざわりのよい生地を使いました。フランス語でローブ・ド・ヌイやシュミーズ・ド・ヌイ(ヌイは夜の意味)。

ナイトシャツ:nightshirt

長いシャツ・スタイルの男子用寝巻。パジャマ、カラー、ボタン・フロント、ポケット付き、膝下丈のゆったりしたシルエットの古いタイプの寝巻き。いまでは男女ともに使います。

ネグリジェ:neglige

ワンピース型の婦人用寝巻、あるいは化粧着。「無造作な、くつろいだ」の意。柔らかい素材を用い、ゆったりした形で、フリルやレースなどの装飾がついた優雅なデザインが多いです。

寝巻:nemaki

寝る時に着る服の総称。寝間着、寝衣とも。

ハ行

ハイテク・ブラ:high-tech bra

ハイテク(高度な科学技術)を利用してつくられたブラジャーの意。形状記憶合金を使って変形を防ぐ、ソフト・ワイヤー・ブラが代表的。

ハイテク利用のランジェリーやストッキングには、セラミックの超微粒子をヒップ部にほどこして遠赤外線効果を出したハイテク・ショーツや遠赤外線パンストなどもあります。

ハウス・ウェア:house wear

ホーム・ウェア。厳密には個室や寝室など、プライベートな場所で着る衣服以外の家庭着。

ハウス・カジュアル:house casual

家の中でくつろぐ衣服。1980年代後半にホームリビングを重視する傾向から誕生した新語。ハウス・ウェア、ホーム・ウェア、ルーム・ウェアなどと同義で、とくにパジャマ兼用の部屋着のように汎用性の高い新しいアイテムをさすことが多いです。

ハウス・ドレス:house dress

→ホーム・ドレス

パジャマ:pajamas

上着とズボンがひと揃いのゆったりした寝巻。男女ともに使います。もともと男性用で、19世紀後半に一般化しました。衿はパジャマ・カラーやオープン・カラーが一般的で、現在はデザインも色も柄もバリエーションが広がり、寝る時だけでなく部屋着としても着ます。

バスト・パッド:bust pad

→ブラ・カップ

バスト・フォーム:bust form

→ブラ・カップ

バスローブ:bathrobe

バスローブ入浴の前後に羽織るラップ形式のガウン。丈は膝頭くらいの短めのものと、ドレッシング・ガウンとしても用いる長めののがあります。共地のベルトをサッシュようにつけて締めるものが多く、テリー・クロス(タオル地)、薄手コーデュロイ、別珍などの生地を使います。男性の場合はひげそり時に着用していることが多いので、シェイブ・コートやシェビング・ガウンともいいます。

パーソナル・ウェア:personal wear

→部屋着

肌着:hadagi

下着と同じような意味だが、厳密には直接肌に着けるもの(接膚衣)。英語ではアンダーウェア。保温や防汚を目的にした実用的なもので、アンダーシャツ、ブリーフショーツ、トランクス、ズボン下などがあります。

バッスル:bustle

バッスルスカートの後ろの部分を膨らませるために用いる腰当や枠のこと。17世紀末にあらわれたキュ・ド・パリ(cul de Paris/パリの尻の意味で、パニエに代わって使うようになった腰当)をはじめ、18世紀・19世紀末など、何度も流行をくり返してきました。フランス語でトゥールニュールとも。→バッスル・スタイル

パッチ

→ズボン下

パニエ:panier

パニエの意味は「籠」、スカートを膨らませるための腰枠形式のアンダースカートがパニエ。英語のフープと同義。18世紀ロココ時代の婦人たちが用いたたもので、基本的に針金、鯨の髭、籐などで枠をつくり、ウエストに紐を縛って留める形式。ペチコートに鯨の髭などのフープを縫いつけたものも多かったです。いろんな大きさがあり、時と場所によって衣装とともに着替えました。18世紀末に再びバッスルが流行するまで用いられ、現在でも張りのある素材を用いてスカートを広げるためのアンダースカートをパニエといいます。ウエディング・ドレスなどの下に着ます。→ファージンゲール、クリノリン、ロココ・スタイル

ハーフカップ・ブラジャー:half-cup brassiere

→ブラジャー。

ハーフトップ・ブラ:half-top bra

→スポーツ・ブラ

パンティ:panties

正しくはパンティーズ。股下部分が全くないかごく短い、腰にぴったりと合った女性用下着・女児用下着。滑りのいいコットンやナイロンなどの素材を用い、レース使いや刺繍飾りなどでデザイン装飾したものが多いです。最近ではショーツといいます。

パンティ・ガードル:panty girdle

パンティとガードルの機能を併せもつ女性用下着。→シェイプ・パンツ

バンドゥ・ブラ:bandeau bra

バンドウはフランス語で女性の髪に巻く細いリボンのことで、幅の狭いブラジヤーをバンドゥ・ブラといいます。最近とくに、肩紐がなく胸に巻くだけのアウター・ブラやバンドウ・トップともいいます。セパレーツ型水着のトップとしてよく使います。また、バンドウ型のブラジャーといえばバンドゥ・ブラとは違って、後ろホック、ソフト・カップの一般的なブラジャーをいいます。

ビキニ・ショーツ:bikini shorts

股上のごく浅い小さな女性用ショーツ。水着のビキニにヒントを得てつくられ名づけられたもの。ビキニショーツとレギュラー・ショーツ(一般形)の中間にある、腰骨にひっかかるほどの長さのものはセミ・ビキニ・ョーツ。男性用のこうした下着をビキニという名称に対抗する意味で「チェルノブイリ」と名づけた例があります。いずれも原子力のもつ衝撃的なイメージが語源。

ビスチェ:bustier

本来は肩紐のない丈の長いブラジャー(フランス語)。後に肩紐のないキャミソール、簡便な型のトップをさすようになりました。バストラインの上部で水平にカットされ、ジャージーを素材にしたものが多いです。下着として着るよりも、ジャケットやカーディガンなどと組み合わせてアウターウェアとして使います。

ヒップアップ・ガードル:hip-up girdle

下がったヒップを上げるように工夫したガードルの商品名。脇から後ろの部分に伸縮性に富む生地を二重使いにして、効果をあげるようにしています。1964年にワコールが発売しました。

ヒップ・パッド:hip pad

ヒップ部分に当てて、下がったお尻やボリュームの足りない腰まわりなどを補整するパッド(詰めもの)。スポンジやフェルトなどをメリヤス地にくるんで作り、腰ぶとんのようにして使います。このヒップ・パッドとサイド・パッドを一緒にしたものをフォーマティブ・パッド(形成パッド)といいます。

ピナフォア:pinatore

幼児エプロンのことで、特に涎掛け形の胸当がついたもの。また、婦人用のエプロンや袖なしの簡易服も意味します。

ピナフォア・ドレス:pinafore dress

→エプロン・ドレス

ファージンゲール:farthingale

ファーチンゲールとも。16世紀・17世紀にヨーロッパ全土に見られたスカートを広げるためのフープ(腰枠)と、それを用いたアンダースカートのこと。アンダースカートはその後、17世紀末のバッスルや18世紀のパニエ、19世紀のクリノリンへと続きました。布地に鯨の髭、針金、籐の輪などを縫いつけて、大きな張りをもたせます。釣り鐘形のスペイン風のものと、タイヤ形の詰めものを腰に巻くようにしてドラム(太鼓)形のシルエットをつくるフランス風のものに大別。このように極端に腰を張って膨らませたスカートをファージンゲールということもあります。フランス語でペルチュガダンやベルチュガードとも。

ファンデーション:foundation

ファンデーション(基礎・土台)として身体の線を美しく保ち、補整機能をもつ女性用の下着。ブラジャーやガードルが代表的で、装飾的な下着であるランジェリーや実用的な肌着であるアンダーウェアなどとは区別します。正しくはファンデーション・ガーメント(土台衣服)。素材はポリウレタンなどの伸縮性のあるものを使います。メイクアップの下塗り用の品の意味もあります。

フォーマティブ・パッド:formative pad

→ヒップ・パッド

ブードワー・コート:boudoir coat

ブードワー(婦人の私室・寝室)部屋で着る簡単なコート。ドレッシング・ガウンと同じ。

フープ:hoop

フランス語のパニエなど、スカートを広げる目的でつくられた丸い腰枠、やそれを縫いつけたアンダースカートのこと。フープは英語で固いものでできた円形の輪のこと。針金や鯨の髭などで作りました。→ファージンゲール、パニエ、クリノリン

ブライダル・ランジェリー:bridal lingerie

花嫁が新婚初夜に着用するスリーピング・ウェアの総称。一般にはロング・ローブとロング・ガウンのセットや、ミニ丈のシューズ巻きつけ式のガウンのセットがあります。一般に透明感のあるフォンを使い、レースや刺繍などでロマンティックかつセクシーな雰囲気を漂わせたデザインが多いです。1980年代にアメリカで人気が復活し、注目を集めました。

ブラ・カップ:bra cup

胸の扁平な人がブラジャーの中に入れてパスト・アップするのに用いる矯正用の詰めもの。カップは「杯状のもの」のことで、別にバスト・パッド(単にパッドとも)やバスト・フォームとも。胸の線を美しく整える目的で、下着のブラジヤーだけでなく、水着にも使います。ブラジャーで乳房を覆う杯状の部外をいぅこともあり、これにはフルカップ、ハーフカップ、クォーターカップなどの種類があります。

ブラジャー:brassiere

胸の形を美しく整える目的で使われるファンデーションの一種。フランス語のブラジエール(胸衣、背負い革)が英語化したもので、単にブラとも。ポピュラー型、スタンダード型、パンドゥ・ブラという後ろホックにソフト・カップのものが中心。デザイン変化にも富んでいます。バスト全体を覆うフルカップ・ブラジャー、半(ハーフ)カップ・プラジャー、その中間形3/4カップ・ブラジャー、三角形のカップを特徴とする三角カップ・ブラジャーといったカップの別による種類があります。ウエストまでつながってボディラインを整える丈の長いロング・ブラジャー(ロング・ライン型とも)、肩紐のないストラップレス・ブラ、ホックが前についたフロント・ホック・ブラなどが代表的な形状。詳細は「ブラジャー」を参照。

ブラジリアン・カット:Brazilian cut

女性用下着のショーツや水着のボトムに見られる大胆なカット。極端なハイレグのデザインに代表され、セクシーな露出感覚に特徴があります。プラジルのサンバ衣装が語源。

ブラ・スリップ:bra slip

ブラジャーとスリップが一つになったファンデーション。ブラジャーとスリップを別々に着ける必要がなく、肩紐が二重に見えることも防ぎます。1960年代後半に一般化しました。

プランジング・ブラ:plunging bra

胸の中央部が深く切り込まれたブラジャーで、ネックラインの深いドレスを着る時につけるもの。

フランス・ブラ:France bra

フランス独特の感性を生かしたブラジヤーのことで、機能性だけでなく、身につける喜びや見せる楽しさを強調したデザインが多いです。大人の女性だけでなく、若い女性たちにも大人気。

ブリーフ:briefs

男性の下着の一つ。脚部が付かず、脇の部分をくったボディフィット型のアンダー・パンツ。女性下着のパンティに相当し、股上の深さによってレギュラー(スタンダード)、セミビキニ、ビキニなどの種類があります。トランクスと並ぶ男性の下着パンツの代表。ブリーフとは「短い、簡潔な、簡単な」の意。

フルカップ・ブラジャー:full-cup brassiere

→ブラジャー

フレアー・パンティ:flare parties

裾にフレアーのディテールを使ったパンティ。裾広がり形のシンプルなデザインから、裾にレースをあしらったセクシーなものまで、さまざまな形があります。フレアー・パンツに合う下着として、またロマンティックな下着として使います。フレアー・ショーツ、タップ・パンツとも。

フロント・ホック・ブラ:front hook bra

ホック(留め金)を前につけたブラジャー。後ろ留めに比べ着脱しやすく、背中をきれいに見せるメリットがあります。

ペチコート:petticoat

ペチコートスカートの滑りを良くし、形を整えるために用いるアンダースカート。スカートのデザインに合わせてスリットを入れたり、丈を短くしたりなど、さまざまな変化がありました。フランス語でジュポン。股下部が2つに外かれたタイプはキュロット・ペチ。

ベッド・ジャケット:bed jacket

婦人用の寝室着。寝る時やベッドの上で食事をとる時などに、肩が冷えないように寝巻の上から羽織る丈の短い上着。シルク、レース、ニットなどを素材にし、色もパステル・カラーなどを用いたロマンティックな印象のものが多いです。

ペニョワール:peignoir

髪をすくときや化粧をする時に着る服で、ドレッシング・ガウン形式のものと、ケープ形式のものがあります。レースやフリルで美しく飾ったものが多いです。

ベルチュガダン:vertugadin

→ファージンゲール

ホステス・ガウン:hostess gown

ホームパーティなどで女主人の着る上着や衣服。くつろいだ中にも、客に失礼にあたらない程度の品があるものをよく使います。

ボディ・ウェア:body wear

アンダーウェアの別名で肌着の総称。広義でのボディスーツ。レオタードやボディ・シャツなど。

ボディ・シェーバー:body shaper

身体全体を包み込むようなオールインワン・タイプの女性下着の一種。ボデイ・ブリーファーとも。いわゆるボディスーツ型ですが、ブラジャー部分とパンティ部分が一つになって身体にぴったりとフィットするように作っています。シェーバーは形成、ブリーファーは小型の意味。

ボディスーツ:bodysuit

狭義にはブラジャーとガードルが一続きになってボディラインを美しく整えるようにしたファンデーションの一種。オールインワンと同形ですが、ソフトな素材を使うことが多いです。広義には水着やレオタードのようにトップ部分とパンティ部分がつながっていて、ヒップから上のボディを完全に包むようにしたウェアを総称します。この場合はボディ・ウェアと同義。

ボディ・ストッキング:body stocking

ボディ・タイツとも。バンティ・ストッキングが上半身まで伸びた感じの下着。薄いナイロン製の編地などで作られ、足先から胸までのボディ全体を覆います。胸部と腰部はストレッチ性が高い編地が使われる。全身のシルエットを美しく整える下着として、あるいはボディ・コンシャスを一層強調するアウターウェアとして着ます。1960年代に初登場。

ボディ・タイツ:body tights

→ボディ・ストッキング

ボディ・テディ:body teddy

クラシックな女性下着の一種。ソフト・ボディ・スーツともいい、ブラジャーとウエスト・ニッパーとガードルが一繋ぎになったデザイン。ソフトな素材を用いたカラフルなものが多く、体形補正のためでなく、おしゃれ性を強調したもの。

ホーム・ウェア:home wear

家庭で着られる衣服の総称。家で仕事をするときのエプロン・ドレスや、部屋でくつろぐ時に着るラウンジ・ウェア、寝室で着るドレッシング・ガウンなど、家庭でのさまざまな衣服全般。

ホーム・ドレス:home dress

ハウス・ドレス、ハウス・ウェア・モーニング・ドレスとも。家庭の中で着ることを目的にし、くつろいだ感じのあるドレス。デザインはシンプルで簡単なワンピース型やツーピース型が多いです。最近はワンマイル・ウェア(1マイル圏内に着ていける意味)ということも。

ホーム・ランジェリー:home lingerie

→ランジェリー

マ行

前掛け:maekake

英語のエプロン。ウエストから下を覆うように掛ける布をさすことが多いです。→サロン・スカート

マタニティ・ブラジャー:maternity brassiere

妊産婦専用(妊婦用)のブラジャー。授乳に便利なようにフロント・ホック型になっていたり、カップの部分がファスナーなどで開閉できるようになったりしています。

ミニ・スリップ:mini slip

男性用ビキニ・ブリーフ。スリップはフランス語でパンティやショーツ類の意。男性の下着パンツに特有のフライ(前開き)がなく、股上が浅く脇のくりも大きい特徴。1960年代のミニスカート流行とともに使われた膝上10cmや20cmの短いスリップを当時はミニ・スリップといいました。→スーパー・ミニ・スリップ

面二シャツ:men-ni syatsu

胸ぐらいまでの前立て開き、ボタン付きの男性用アンダーシャツ。多くは厚手のメリヤス地を使います。「らくだシャツ」とも。→アンダーシャツ

モーニング・ドレス:morning dress

午前中の家事労働に適するドレス。ホーム・ドレスに含みます。

股引き:momohiki

日本で男性が用いる股の割れた紐付きのズボン下の一種。足首を紐で締めて穿きます。もとは猿股引きといい、両股を通して穿いたことが語源。近年はズボン下と同じ意味で用いられ、高齢者の下着として定着。祭りの衣裳にも使います。

ヤ行

湯浴み着:yuamigi

お湯のなかで着る服。若い女性が野天風呂や混浴の時にも恥ずかしくないように作られた入浴用アイテム。水着形やムー・ムー形などがあり、昨今の温泉ブームから生まれた新種の服。

浴衣:yukata

夏に着用する木綿の単長着。主に湯あがりの夕涼みや夏祭りなどに着られる。白地や紺地に柄を染めたりプリントしたりしたものが多いです。公家や武士が入浴や入浴後に用いた湯帷子(ゆかたびら)の略が語源。藍染めの中形(ちゅうがた)が浴衣地の代表とされたことがあります。

ユニオン・スーツ:union suit

→コンビネーション

ユニット・スーツ:unit suit

→コンビネーション

3/4カップ・ブラジャー:yonbunnnosancappu burajah

→ブラジャー

ラ行

ラウンジ・ウェア:lounge wear

部屋でラウンジする(ゆっくりくつろぐ)ときに着る緩やかな衣服。

ランジェリー:lingerie

女性下着のなかで、特に装飾性の強いものや柔らかい薄物の下着・部屋着の総称。日本語で「装飾下着」と訳されることも。スリップ、キャミソール、ペチコート、ショーツ、パンティなどが代表的。ネグリジェ、パジャマ、ドレッシング・ガウンなどの部屋着も広義に含みます。これらはとくにホーム・ランジェリーといいます。フランス語では下着類の総称ですが、語源はランジェ(linge)で麻を意味します。もともとヨーロッパでは下着は薄い麻布で作られていたため。→ファンデーション

リビング・ウェア:living wear

リビング(生活の、居間)で着る服。ホーム・ウェアとだいたい同義。

ルーム・ウェア:room wear

部屋着のこと。室内でくつろぐ時に着用する衣服の総称。パジャマ、ドレッシング・ガウン、エプロン・ドレスなど。

ローブ・ド・シャンブル:robe de chambre

シャンブルはフランス語で(部屋、寝室)。ローブ・ド・シャンブルは部屋着(狭義には寝室着)。英語のドレッシング・ガウンに相当し、ゆったりしたローブ形の部屋着が多いです。14世紀後半から15世紀前半にかけてヨーロッパで用いられたガウンのようなワンピース形式の衣服「ウップランド」をもとに変化したといわれます。

ローブ・ド・ヌイ:robe de nuit

フランス語で夜の服や夜のドレスのこと。寝る時やその前のくつろぎ時に着るゆったりしたローブ。ナイトドレスの一種。ローブ・ド・シャンブル、ドレッシング・ガウンと同義。

ロング・ブラジャー:long brassiere

ロング・ライン型とも。→ブラジャー

ワ行

ワンマイル・ウェア:one-mile wear

「自宅から1マイル圏内に着られる衣服」のことで、特に改まったおしゃれ着ではなく、家庭でくつろぐ時に着るホーム・ウェアの要素と、ちょっとした買い物にも着ていけるおしゃれさを兼ねた衣服の総称。TPOの話なので決まった形態はないですが、ゆったりしたシルエットで、ニットやスエットなど着心地のよい素材が用いられることが多いです。→ホーム・ドレス

ファッション用語集
スポンサーリンク
この記事を書いた人
もで

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

モードの世紀をフォロー
モードの世紀をフォロー
モードの世紀

おすすめファッション通販(売上げ重視)

エル・ショップ(ELLE SHOP)
ELLE SHOP(エル・ショップ)

インターナショナル・ファッション誌『エル・ジャポン』(ELLE JAPON)のエディターがプロデュースする、オンライン・セレクトショップです。ラグジュアリーブランドからアップカミングブランドまで、ファッションアイテムやライフスタイル提案商品を幅広くラインナップ。憧れのブランドがELLE SHOPだけに提供する、限定アイテムも要チェック。配送料:全国一律540円(税込)。

リーバイス®オンラインストア

リーバイ・ストラウスジャパン社の直営通販サイトです。ジーンズの原点にして頂点である「リーバイス501」を中心に、デニムジャケットやアクセサリ、ビンテージなど多彩なファッションアイテムを販売。この10年ほどはオンライン通販のおかげでリーバイスのジーンズが手に入りやすくなりました。

コメント

  1. Phaelra Romgino より:

    ショーツとは,女性用の下着のパンツをパンティと云うのを避ける為に短パンのショーツで総称し一般化されたもの.と此処では大まかにされて居ります.しかし,果たしてそうでしょうか?英語一般は男女共ブリーフです.女性用で特化すると米はパンティで,英はニッカースです.どこもショーツとは言って居ません.日本の若い素敵な女性が海外旅行で,素敵なショーツ?を見付け彼氏の前で履いて褒めてもらいたいと「あのショーツをください」と云うと,「プレゼントですか?」と,男性用の短パンが出されました.と云う事に.せめて伝わるニッカースに変えた方が良いと常々思います.

タイトルとURLをコピーしました