形・意味・種類から説明したスカート用語集です。
収録語数が多くページがかなり長いです。
スカート用語は長さや使われた技術や装飾を含むことが多いです。ひたすらカタカタが多いので、英語や仏語の言語の意味をおさえれば簡単です。
あなたお気に入りの特徴や流行パターンを見つけてください。
- スカート用語集
- ア行
- カ行
- サ行
- タ行
- ナ行
- ハ行
- バイアス・スカート:bias skirt
- ハイ・ウエスト・スカート:high waistline skirt
- パネル・スカート:paneled skirt
- バブル・スカート:bubble skirt
- パラシュート・スカート:parachute skirt
- バルーン・スカート:ballon skirt
- パレオ:pareo
- バレル・シェイプ・スカート:barrel shaped skirt
- パンツ・スカート:pants skirt
- パンティ・スカート: panty skirt
- ヒップ・ハガー:hip hugger
- ヒップ・ハンガー・スカート:hip hanger skirt
- フィッシュテール・スカート:fishtail skirt
- フラウンスド・スカート:flounced skirt
- フラメンコ・スカート:flamenco skirt
- プリーティド・スカート:pleated skirt
- フル・スカート:full skirt
- フレア・スカート:flared skirt
- ペザント・スカート:peasant skirt
- ペタル・スカート:petal skirt
- ペグ・トップ・スカート:peg-top skirt
- ベビー・スカート:baby skirt
- ベル・スカート:bell skirt
- ペンシル・スカート:pencil skirt
- ボックス・プリーティド・スカート:box pleated skirt
- ポンチョ・スカート:poncho skirt
- マ行
- ヤ行
- ラ行
スカート用語集
スカートはツーピースの下衣にあたるもので穴は1つ。同じ下衣でも穴が2つのズボンと違うところです。
ヨーロッパでスカートは13世紀に出現。
このとき、ダーツや切替などの技術ができたといわれ、立体的なスカートが出現しました。
16世紀以降は下着の形によって形態はまちまちになりました。
- 18世紀…バニエを装着して左右に広げたスカート
- フランス革命以降…エ ンパイア・スタイルという高いウエスト位置から自然に落ちるスカート
- 19世紀…流行の速度が早まり、1830年代に釣り鐘型のスカート、1850年代にクリノリン、19世紀後期にバッ スル装着の後ろ腰の強調など
- 19世紀末…自転車の普及とともに脚がチラっとみえるくらいに丈が少し短いスカート(やブルマー)
スカートの歴史と名前の種類、意味や流行を説明した詳しい記事は下記を参照ください。
ア行
アコーディオン・プリーツ・スカート:accordion pleated skirt
プリーツ・スカートの一種で、楽器のアコーディオンのように均一幅の細く狭いプリーツでたたまれた全円裁ちのスカート。
アンブレラ・スカート:umbrella skirt
アンブレラ(傘)のように三角形の布を縫い合わせて裾を広げたシルエット。パラソル・スカート、パラシ ュート・スカートとも。
インバーティド・プリーツ・スカート:invert -ed pleated skirt
前中心や後中心、あるいはどちらかで、インバーティッド・プリーツ(ひだ山を突合せにしたプリーツ)が入ったスカート。
エスカルゴ・スカート:escargot skirt
カタツムリのように螺旋状に接ぎ合わせたスカート。
エプロン・スカート:apron skirt
エプロンを掛けた感じに穿くオーバー・スカート。1枚の布に切替え線でエプロン風にしたもの。
エー・ライン・スカート:A-line skirt
アル ファベットのAの形のように裾が広がったスカート。1955年春にクリスチャン・ディオール
が発表する前からよくありました。
オ ーバースカート:over skirt
ドレス、スカートなどの上へさらに重ねて用いるスカートの総称。
カ行
ガーグラ:ghagra
インドやパキスタンの婦人が用いてきたスカートで、民族衣装の一種。脹脛から踝くらいまでの、広く長めのシルエットをもち、極彩色の独特な配色や、更紗模様に特徴があります。一般にウェスト部分を通し紐で縛って着られるギャザー・スカートやフレアスカートで素材は木綿が多い。
ガラフ:gharara
パキスタンのシンド地方に多く見られてきた民族衣装の一つ。もとムガール王朝(1526~1858年)の宮廷着で、フレアーをたっぷりとった、足首まであるパンツ型のスカート。クルタとよばれるチュニック型の上衣と組み合わせ、デュパータというスカーフを組み合わすのが基本的な着装。
ギャザー・スカート:gather skirt
長方形に裁った布を縫い合わせ、ウエスト部を縫い縮めたスカート。
ギャザー・フレア・スカート:gathered and flared skirt
ギャザー・スカートの一種。フ レアを入れた数枚の布をギャザーした(寄せた)スカート。
キュロット・スカート:culotte skirt
スカートのようにゆとりのあるパンツ。
キルト:kilt
スコットランド男子の正装から普及した膝丈の巻きつけ式スカート。
グラニー・スカート:granny skirt
ロング丈のギャザー・スカート。1960年代ごろに米国のおばあさん(グラニー)が穿いていたスカートが普及。グラ ニー・ルックの構成要素。
ゴアード・スカート:gored skirt
何枚かの マチ(ゴア)を接ぎ合わせたスカート。ウエストがフィットして、裾にかけて広がります。ゴディト・スカートとも。ゴディトはフランス語「ゴデ」から派生。
サ行
サーキュラー・スカート:circular skirt
円形(サークル)に広がるスカート。フレアスカートの一種ですが、裾回りがかなり広いです。
サスペンダー・スカート:saspender skirt
サスペンダーがついたスカートで、肩から吊るして穿きます。
サーペンティーン・スカート:serpentine skirt
曲がりくねった(サーペンティーンな)スカート。ヒップ部分が身体に沿って、裾部分はフレアになって広がります。
サロペット・スカート
肩掛け(サスペンダー)つきのワンピース仕事着のうち、裾がスカートになったもの。
ジャンパー・スカート:jumper skirt
ノースリーブのドレスに近いワンピース。内側にブラウス、シャツ、タイツなどを着る・穿きます。
スケーティング・スカート:skating skirt
スケートをするときに使うスカートが発端。サーキュラー・スカートの短丈バージョン。
ストレート・スカート:straight skirt
ストレート(直線)のスカート。Hラインになることから、フレアやギャザーを使わないスリムなスカートが多いです。
スプリット・スカート:split skirt
スプリット(二股)状でマチが入ったズボン。立ち止まるとスカートに見えます。ディバイディド・スカート(分断スカート)、パンツ・スカート(パンツ・スカート)、キュロット・スカートとも。
スリット・スカート:slit skirt
ストレー ト・スカートの両脇裾にスリット(切り込み)が入ったスカート。前中央や後中央にスリットが入ったスカートもある。中国のチャイナドレス(旗袍)とベトナムのアオザイが有名。
スリム・スカート:slim skirt
ほっそりしたスカート。裾を絞ったスカートをいうこともあります。
セミタイト・スカート:semi-tight skirt
少し・半分ほどの丈で、タイト・スカートの一種。ヒップから裾にかけて少し広がっています。
セミ・フレア・スカート:semi-flared skirt
フレアの分量がセミな(少ない)スカート。
タ行
タイト・スカート:tight skirt
ぴったりした(タイトな)スカート。ウエストからヒップにかけてとくにフィットする。だいたい、このまま裾まで直線のシルエットになります。ストレート・スカートのうちタイト性が強いスカートをいいます。
ダービッシュ・スカート:dervish skirt
だー美ッシュ(イスラム教の托鉢修道僧)に似た衣装。ハーレム・パンツに似た形のスカートです。
ダブル・スカート:double skirt
チュニック・スカートのことで、二重スカート。内側のスカートより短い丈のオーバー・スカートがついています。
ダーンドル・スカート:dirndl skirt
ウエストから多めにギャザーをとってゆったりしたスカート。チロル地方の農民のスカートがヒント。
チュニック・スカート:tunic skirt
ダブル・スカートのことで、二重スカート。内側のスカートより短い丈のオーバー・スカートがついています。
チューリップ・スカート:tulip skirt
ウエストからギャザーを寄せてチューリップのように膨らませたスカート。裾部分で細くつぼめています。別名はバブル・スカート。
ティアード・スカート:tiered skirt
ティアードした(重なった)スカート。ふつう、ギャザーやフラウンスで横に何段も切り替えを画は言っています。また、丈の違うストレート・スカートを何段も重ねたスカートをいうこともあります。
ディバイディド・スカート:divided skirt
ディバイディド(分断した)スカート(分断スカート)。立ち止まるとスカートに見えます。スプリット・スカート、パンツ・スカート(パンツ・スカート)、キュロット・スカートとも。
トラペーズ・スカート:trapeze skirt
トラペーズ(フランス語の台形)。裾が広がった台形シルエットのスカ ート。
トランペット・スカート:trumpet skirt
ストレート・ラインのスカートの裾がトランペットのように大きなフラウンスやプリーツで広がったスカート。
ドレープ・スカート:draped skirt
ドレープが入ったスカート。
ナ行
ナイフ・プリーツ・スカート:knife pleated skirt
プリーツ・スカートの一種。プリーツのひだ山がナイフの刃のように細く鋭くたたまれているのが語源。
ナロー・スカート:narrow skirt
ナローな(細い・幅が狭い)スカート。ほっそりしたシルエ ットのスカート。
ハ行
バイアス・スカート:bias skirt
布地をバイアス(斜め)に裁断してつくったスカート。
ハイ・ウエスト・スカート:high waistline skirt
ふつうより高い位置にウエスト・ラインがあるスカート。ハイ・ウエストライン・スカートとも。
パネル・スカート:paneled skirt
スカートの上にパネル(別布)を縫いつけたもの。フライイング・パネル・スカートとも。
バブル・スカート:bubble skirt
チューリ ップ・スカートのこと。ウエストからギャザーを寄せてチューリップのように膨らませたスカート。裾部分で細くつぼめています。
パラシュート・スカート:parachute skirt
何枚かの三角形の布を縦に縫い合わせたスカート。アンブレラ・スカートやパラソル・スカートとも。
パラソル・スカート:parasol skirt
何枚かの三角形の布を縦に縫い合わせたスカート。アンブレラ・スカートやパラ シュート・スカートとも。
バルーン・スカート:ballon skirt
バルーン(風船、気球)の形をしたスカート。第二次世界大戦後に登場した風船形スカート。ギャザーを入れてウエストから膝までの部分がバルーン状に膨らみ、裾にベルト状の布をつけて絞っています。形状はバレル・スカ ートと似ています。バルーンは1960年代以降に使われた用語です。
パレオ:pareo
1枚の長方形の布を巻きつけて着用する、巻きスカートの一種。布の大きさや巻きつけ方で、ミニスカート からロングドレスまでさまざまな着こなしができます。民族衣装のパレオがヒント。
バレル・シェイプ・スカート:barrel shaped skirt
バレル(胴のふくれた樽)状のスカート。スカート中央部が膨れ、上部と下部が細く絞られています。形状はバルーン・スカートとほぼ同じだが、バレルは1910年代につかわれた言葉です。
パンツ・スカート:pants skirt
スプリット・スカートのこと。スプリット(二股)状でマチが入ったズボン。立ち止まるとスカートに見えます。
パンティ・スカート: panty skirt
パンティのついた短い丈のスカート。スケート服などのスポーツウェアに多用されます。
ヒップ・ハガー:hip hugger
ふつうのウエスト・ラインより下か腰骨に引っかけて穿くスカートやパンツ。
ヒップ・ハンガー・スカート:hip hanger skirt
ヒップ・ハガーのスカート。
フィッシュテール・スカート:fishtail skirt
フィッシュテール(魚の尾)をしたスカート。全体的にボディコンシャスで、裾だけフレアやプリーツ で開いていることが多いです。マーメイド・ライン・スカートの名前で有名。
フラウンスド・スカート:flounced skirt
フレアを入れて裾にフラウンスを飾ったスカート。
フラメンコ・スカート:flamenco skirt
フラメンコのダンサーが使うスカートやこれをヒントにしたスカート。サーキ ュラー・スカート、フラウンスド・スカートなどとも。
プリーティド・スカート:pleated skirt
プリ ーツを入れたスカートの総称。
フル・スカート:full skirt
全円裁ちにしたり、何枚もの襠(マチ)をつけたり、たっぷりギャザーをとったりして、ゆったりとしたスカート。
フレア・スカート:flared skirt
びったりしたウエストからフレアが裾ヘ波打って朝顔状に広がったスカート。サーキュラー・スカートとも。
ペザント・スカート:peasant skirt
ペザント(く農民・田舎者)のスカートをヒントにしたスカートで、ゆったりしたギャザー・スカートが多いです。刺繍テープ飾りがついたものもあり、刺繍飾りのあるエプロンを組み合わせたものもあります。
ペタル・スカート:petal skirt
ペタル(花びら)のような巻きスカート。花びらのように裾をカットして、1枚の布を腰に巻きつけた状態で穿きます。だいたい前で合わせた形が多いです。
ペグ・トップ・スカート:peg-top skirt
ペグ・トップ(円錐形のコマ)のように、上部が広くて裾が狭くなったスカート。
ベビー・スカート:baby skirt
水着やレジャー・ウェアの上から穿く短いフレア・スカートやプリーツ・スカート。
ベル・スカート:bell skirt
ウエストラインにギャザーをいれてヒップをゆったりと覆って裾が広がった形のスカート。1830年代 から1860年代おわりまで流行し、下着にクリノリンやフープで形づくりました。
ペンシル・スカート:pencil skirt
腰部から裾まで、鉛筆のようにまっすぐなラインになるスカート。1940年代、使える布地が少なく節約的であることから普及しました。この名前がつけられたのは1950年代です。
ボックス・プリーティド・スカート:box pleated skirt
プリーツ・スカートの一種。ボックス・プリーツ(箱ひだ)をたたんだスカート。
ポンチョ・スカート:poncho skirt
ポンチョをスカートに使ったもの。
マ行
マイクロ・スカート:micro skirt
臀部をおおうくらいの極端に短いスカート。 ミニ・スカートよりさらにマイクロ(短さ)をもちます。のちにマイクロミニ・スカートも登場。
マキシ・スカート:maxi skirt
1960年代に流行した足首から床に届くほどの丈のスカート。多くはたっぷりと裾へ広がっています。1960年代当時に流行していたミニ・スカートに対抗するものとして流行しました。ブーツを合わせることが多かったです。
巻きスカート:Wraparound skirt
1枚の長方形の布でつくられ巻いたスカート。身体に1回巻きつけて、前部で布を重ね合わせて、ウエストで留めます。カタカナでそのままラップ・スカートともいいます。
マジョレット・スカート:majorette skirt
マジョレット(バトンガール)が穿いているようなミニ丈のスカート。ややフレアが入っています。
マーメイド・ライン・スカート:mermaid line skirt
人魚のラインをしたスカート。身体にそって裾あたりで尾ひれのように開いたシルエットです。裾はフレアやギャザーなどがよく使われます。フィッシュテール・スカートとも。
ミディ・スカート:midi skirt
1960年代末に広まった脹脛(ふくらはぎ)丈のスカート。ミニ丈とマキシ丈の中間。発表された当時はあまり流行しませんでしたが、少しずつ浸透して今ではふつうのスカート丈の一つ。
ミドリフ・スカート:midriff skirt
横隔膜のあたりまでくる幅広のベルトつきスカート。ハイウエストのスカートとも考えられます。
ミニ・スカート:mini skirt
膝上丈の短いスカート。1962年ごろから1970年代まで大流行。もともと1960年前後に ロンドンの若者たちやフランスのサントロペの若者たちが穿いていました。
イギリスのマリー・クワントが極端に短いスカートを1962年ごろに発表し、これが流行の発端となったとみる説がありますが、議論は決着がついていません。
フランスのアンドレ・クレージュが1965年のコレクションで発表したミニスカートは、オートクチュール界に衝撃を与えました。それから世界はミニ・スカ ート旋風に巻きこまれていきました。ミニ・スカ ートは、既存体制が崩れた1960年代の象徴でした。若さ、自由、 大胆さ、冒険を表現する衣服として世界中の女性たちに支持されました。この後、何度もミニ・スカートは復活しましたが、旋風とまではいかずに取捨選択の一部になりました。
ミ・モレ・スカート:mi-mollet skirt
膝が隠れるくらいの丈のスカート。
ヤ行
ヨーク・スカート:yoked skirt
ヒップあたりにヨーク切替えがあるスカート。切替えから下はフレア、プリーツ、ギャザーなどいろい ろなデザインがあります。1930年代に流行し、1970年代初期、田舎風ドレスやペザント・スタイルの流行とともに再び流行。
ラ行
ラップ・スカート:wrapped skirt
巻きスカートのこと。ラパラウンド・スカートとも。
ラッフル・スカート:ruffle skirt
ラッフルで飾ったスカート。
レイヤード・スカート:layered skirt
レイヤード(重ねた)スカート。異なった丈のスカートを重ねて段々状にしています。
レース・アップ・スカート:laced up skirt
レース・アップ(ひもで編み上げた)状態の部分を配したスカート。
ロー・スラング・スカート:low-slung skirt
ロー・スラング(低い位置で引っかける)たスカート。ローライズ・スカートとも。
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