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ブックレビュー

ブルー・ジーンズの文化史:リーバイ・ストラウス社監修

ジーンズを愛する人が楽しく書いたのだなと感じる一冊です。、今や最も多く着用される衣料品であり、また、オークションにも頻繁に出品され落札されるヴィンテージ文化の代表的存在でもあります。
ブックレビュー

放浪のデニム:グローバル経済に翻弄されるジーンズの世界

放浪のデニム : 普段よく穿くジーンズを通じてグローバル経済を述べたものです。重層的に製造される衣料品には「Made in」のラベルが意味の無いものだということを知ります。本書の一番の醍醐味は世界中に蔓延している「Made in China」の製品が中国製ではない点を指摘した点です。
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グランドマスター(王家衛の映画):概要・カンフーの意味・旗袍

グランドマスター : この映画は現実のカンフー(葉問)が映画のカンフー(李小龍)に転換する時代を描いた作品です。一つの時代が終わったことを感じました。周知のように、この映画は、ブルース・リー(李小龍)の実際の師匠だったイップ・マン(葉問)を取り巻く、厳しい時代の中国カンフー史(功夫史)が題材です。極寒でも映像は熱いです。雪が綺麗でした。
モード歴史と女性美基準の転換

サイクリング時の裾のまくれ:ヴァルター・ベンヤミンのモード3

サイクリング時の裾のまくれ : ヴァルター・ベンヤミン Walter Benjamin は『パサージュ論』の中で、19世紀パリ女性が自転車に乗る姿を繰り返し述べています。このページではシャルル・ヴェルニエ(Charles Vernier)という画家の二つの絵をめぐって、ヴァルター・ベンヤミンのいう《サイクリング時の裾のまくれ》について当時の絵とともに確認します。
モード歴史と女性美基準の転換

脚の隠蔽と露出:ヴァルター・ベンヤミンのモード2

前回の「ベンヤミンのモード : 初期形態からの変態」に続き、サイクリングが一つのキーワードです。相反する意見を比較してみましょう。
モード歴史と女性美基準の転換

初期形態からの変態:ヴァルター・ベンヤミンのモード

ベンヤミンのモード : ヴァルター・ベンヤミン(Walter Benjamin)の『パサージュ論』は未完成の著作物で、近代パリ、または19世紀の首都パリに関わる事柄をテーマ別に分けた引用集とメモ帳から成り立っています。
アイテム別用語集

ニッカーズとブルーマーズ:意味の説明と辞書の分析

ニッカーズとブルーマーズ : これらはよく混乱される用語です。いずれも19世紀中頃に作られ、膝丈のゆったりしたズボンで、裾を絞ります。いずれも欧米で流行りました。形態は似ていますが、呼称の由来は全く別の道を進みました。結論から言いますと、ブルーマーズはニッカーズの1種です。その点を比較的新しい辞書を起点に古い辞典も参照して押さえましょう。
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苧麻・絹・木綿の社会史 「新・木綿以前のこと」を加筆

本書は、いつどのように苧麻・絹・木綿が栽培され、利用されていったかを文献史料と類推から述べたものです。古代・中世・近世の衣料原料の生産と、それをめぐる政治・社会経済的関係を考察した研究はありません。本書は、その盲点を系統的に、歴史展開の筋道として見通すことを目的にしています。
ブックレビュー

デニム・バイブル:グラハム・マーシュほか

デニム・バイブル : 本書はデニム・パンツ(ジーンズ)の歴史を述べた本です。章冒頭に時代背景の説明、本文の多数の写真に簡潔な説明があります。
ブックレビュー

モード・イン・ハリウッド:女優とデザイナーにまつわる映画衣装の逸話

『モード・イン・ハリウッド』は、ハリウッド映画と衣装の見えないドラマを掘り起こして、ファッション業界誌「繊研新聞」にサタデー・スペシャルとして連載を続けている一部をまとめた本です。映画のクレジットにデザイナー名は出てきますが、きちんと映画を論じた批評や評論に服飾を焦点にしたものはほとんどありません。映画と衣装の関係を知りたい場合、この本から出発するのがお勧めです。
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ジェフリー・ビーン:ヘムラインや丈はそう重要ではない

ジェフリー・ビーン Geoffrey Beene は米国ルイジアナ州へインズビル出身のファッション・デザイナー。ニューヨークの7番街に本拠を置く婦人服のトレンド・セッターとなる。
ファッション歴史

ローザ・ベルタン:アントワネットお抱えデザイナー

ローザ・ベルタン Rose Bertin は、1747年に北フランスのアベビル近郊に生まれたファッション・デザイナーです。本名はマリー・ジャンヌ・ローラン(Marie Jeanne Laurent)。フランス・デザイナーの祖といわれ、流行への影響力がきわめて大きかったので、盛時には「フランス・ファッション大臣」と呼はれました。
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メアリー・マクファデン:「ヴォーグ」編集者から起業

メアリー・マクファデン Mary McFadden はニューヨークに生まれたファッション・デザイナー。ウーマンズ・ウェア・デイリー(WWD)が選んだアメリカのトップ・デザイナー12人中の1人。
批判と理論

マドレーヌ・ヴィオネ:バイアスカットの創始者だったのか

マドレーヌ・ヴィオネ Madelaine Vionnet は、1876年にフランスのオーベルビリエに生まれたファッション・デザイナー。彼女が考案者として有名なバイアスカットは、それ以前に人類の工夫として存在した可能性が非常に高い。多くの日本人研究者が世界服飾史・西洋ファッション史の本で確証なく繰り返し強調してきた点には、大きな疑惑が存在する。
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ノーマン・ノレル:戦時中にアメリカンスタイルを確立

ノーマン・ノレル : 1900年、アメリカのインディアナ州に生まれたファッション・デザイナーです。クレア・マッカーデルと同様、戦時中のアメリカにいち早くファッションの息吹を復活させたデザイナーでアメリカン・スタイルを確立しました。気まぐれな流行に左右されない格調の高い服作りを進めたことで「アメリカのバレンシアガ」とよばれました。
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ティナ・リーサ:リゾートウェアのデザイナー

ティナ・リーサ Tina Leser は、1911年にアメリカのフィラデルフィアの富豪の家に生まれたファッション・デザイナー。
モード歴史と女性美基準の転換

女性美基準の変化:ヨーロッパの絵にみる強調箇所の推移

女性美基準の変化 : このページでは、中世から20世紀初頭までの絵を数点みて、ヨーロッパの女性美基準がどう変化したかを概観しています。身体の輪郭や強調箇所は時期によって異なります。腹部が強調された時代から男性風平坦(flat boy-like)に至る時代までを大まかに見ていきましょう。
アイテム別用語集

エル(Elle):1945年創刊の女性向けファッション雑誌

エル Elle は1945年にフランスで創刊された女性向けファッション雑誌です。当初は週刊誌で、婦人服・子供服のデザイン、編物、手芸その他の一般記事も多く載っていました。Elleはフランス語で「彼女」の意味。この雑誌は服の選び方,着こなしなどに独特のセンスがあり、洋服のカラーは〈エル・カラー〉として高く評価されています。
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あなたのTシャツはどこから来たのか ?

あなたのTシャツはどこから来たのか? : 筆者の綿Tシャツの誕生に関わった人々と政治と市場経済の物語、グローバル化の物語です。原綿生産から綿糸・綿織物生産にいたるまで、悪は中国のみならず世界に蔓延していること、そして脱出できない経済状況に私たちが置かれていることを考えさせらます。