ジェフリー・ビーン(Geoffrey Beene)は米国ルイジアナ州へインズビル出身のファッション・デザイナー。ニューヨークの7番街に本拠を置く婦人服のトレンド・セッターとなる。
経歴
医学を5年間学んだが、途中で転進し、パリで服飾研究をした後、エドワード・モリヌー、ニューヨークのサミュエル・ウインストン(Samuel Winston)社ほか数社に勤め、1963年に自分の店を持った。
1970年にブティック「ビーン・バッグ」(BeeneBag)を開き、メンズ・ウェアや毛皮にまで手をひろげた。1975年、ミラノで開いたショーが大成功したのを契機に、ビーン・デザインのヨーロッパでの生産・販売に踏みきった。
ガブリエル・シャネルやピエール・カルダンから影響を受け、組合わせ自由で、着やすく、女らしく、カジュアルな服作りを大切にしている。
「服は魅力的であると同時に動きやすく、着やすく、持ち運びしやすくなければならない。ヘムラインや丈はそう重要ではない」。これがビーンのモットー。
アメリカ・ファッションを世界にひろめた功績は大きく、コティ・アメリカ・ファッション批評家賞を4度受賞した。
コメント