アンヌ・マリー・ベレッタ(Anne-Marie Beretta)は、1936年、南フランスのベジエに生またファッション・デザイナーです。
略歴
ファッション関係の学校を卒業し「ジャック・グリフ」のロジェ・バウエルに見いだされ、ファッション界へ。
ジャック・エステレル、アントニオ・カスティーヨなどのオート・クチュールを経て、1965年にピエール・ダルビー社へ移り、初めてプレタ・ポルテの仕事に取り組みました。ここで、スポーツウェアも制作しています。
フリーランスに
フリーランスになった後、皮革メーカーのマック・ダグラス等でデザインを担当し、名声を高めていきました。
1975年にパリのセーヌ川左岸のサン・サルピス街に店舗を持ちました。
作風
形式にこだわった構築的でダイナミックな表現がアンヌ・マリー・ベレッタの特徴。
そこには、モダンな女らしさを感じさせる作品づくりが反映しています。
100%天然のウール、コットンを中心に、しっかりした素材でシンプルで着やすい服を作り、芯や裏地を使わない機能性は、スポーツウェアから学んだといわれます。
「たとえ最新のドレスでも、似合わなければ、思いきって脱ぎすてることのできる女性のために」(彼女の言葉)大人の感覚で作られた服に人気がありました。
1960年代にはレインコートの名手といわれました。
田舎へ行くこと、絵を画くことが趣味で「数年も先を見て、2・3年着ても流行遅れにならない前衛的な服を作ること」がモットー。
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