このページではツーピースの衣服を種類別に説明しています。
ツーピース(ツーピース/two pieces)は上下に分かれた2つの部分からなる衣服のことで、ワンピースの対語です。漢字で衣裳。
ドレスはワンピースの代表的な衣服と思いがちですが、ツーピース・ドレスというのもあります。またツーピースはアンサンブルと同義だと誤解されやすいですが、アンサンブルは組み合わせのことですので、2点の衣服のアンサンブルだけがツーピースとなります。
ツーピースの種類
ツーピース・スカート
ツーピース・スカートは、プレーン・スカートで2枚の布で構成されたスカート。両脇に縫い目のある一般的なスカートをいいます。
ツーピース・カラー
ツーピース・カラーは、ワンピース・カラー(一枚衿)に対し、ワイシャツ衿のように、台衿と上衿の2枚の布で構成された衿のことで、二枚衿ともいいます。
ツーピース・スリーブ
ツーピース・スリーブは、二枚袖のこと。ワンピース・スリーブ(一枚袖)の対語。袖が2枚の布で構成されています。腕の外側になる部分を外袖、内側になる部分を内袖と言います。
通常、縫い合わせ目は内側になり、外袖の布の方が大きく、内袖の布の方が小さい。後ろ側の縫い目を利用して、あきみせが作られ、袖口を装飾化することがあります。
主にきちんと仕立てられたジャケット、スーツ、コート類の袖に用いられます。
ツーピース・ドレス
ツーピース・ドレスは、上身頃とスカートが一続きのワンピース・ドレスに対し、上下二つの部分からなるドレスのこと。つまり、ブラウスとスカート形式のドレスで、組み合わせの融通性が効き、身体にも合いやすいです。
日本でツーピースの語は、ジャケットとスカートなどのような一揃いの、くつろいだソフトな感じのスーツをさす場合が多いです。
ツーピース・スーツ
ツーピース・スーツは、紳士服の場合、スリーピースからベストを外したジャケットとトラウザーズだけのスタイルのこと。つまり、背広上下のことで、単にツーピースともいいます。
もともと背広は、スリーピースが基本とされてきましたが、第2次世界大戦後のアメリカの服装の合理化の影響で、こうしたスタイルが一般化しました。
広義では、スーツと同義語に用いられたり、婦人服で単にツーピースという時には、ツーピース・ドレスの略の場合もあります。
ツーピース・ルック
ツーピース・ルックは、ツーピースのように見えるワンピースのデザイン、またはドレスの意味。
ウェストラインやその上下の位置に、上衣の裙に見せかけた切り替え線を使ったり、ベルトをつけたりしたものが多いです。
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