ティナ・リーサ
ティナ・リーサ Tina Leser は、1910年にアメリカのフィラデルフィアの富豪の家に生まれたファッション・デザイナー。ティナ・レザーとも。著名な顧客には、ジョーン ・クロフォード、ジョーン・フォンテイン、ポーレット・ゴダード、オードリー・ヘプバーン、キム・ノヴァクなど。
世界各地を施行して歩き、ペンシルバニア・美術アカデミー、フィラデルフィア産業芸術学校、パリ・ソルボンヌ大学で、絵画や彫刻を学びました。
1935年から1942年までハワイのホノルルで衣裳店をオープン。この店では帆布、ハワイやフィリピンの生地を使ったリゾートウェアを販売しました。
ニューヨークへ進出
1941年にニューヨークに進出して、ハワイの風物にヒントを得たリゾートウェアのファッション・ショーを開催。ハワイのパランカ生地、手塗り生地、メンズ・ウェアも展示されました。このショーはエドナ・ウルマン・チェイス(Edna Woolman Chase)やカーメル・スノウ(Carmel Snow)らに称賛されます。
この年から1943年にかけてマンハッタン47丁目でブティックを経営しました。1944年にコティ・アメリカ・ファッション批評家賞で2位を獲得して有名になります。
1942年から1952年にかけてエドウィン・フォアマンというスポーツウェアの会社向けにデザインをしました。フォアマンで働いている間、リーサは米国女性の家庭用衣服としてハーレム・パンツ、ドウティ・パンツ、トレアドール・パンツを広く紹介しました。
ティーナ・リーサ・インク
1952年にマンハッタンで自社「ティーナ・リーサ・インク」設立し1964年まで営業。手描きのハワイアン・プリント、サロン・タイプの遊戯服、カシミヤのドレスなどを販売しました。
作風など
各地を旅行して得たインスピレーションをもとに、ユニークな布を使ったパンタロン、シンプルな上着、家庭用ロング・ドレス、ビーチ・ウェアなどが有名です。
1949年、新婚施行のために日本に立寄ったのを機会に「ティナ・リーサ賞」をかけた、日本初の国際コンテストが催されました。この賞は1953年まで毎年開催されました。
関連リンク
- Vintage Fashion Guild:Fashion History:Tina Leser – ティナ・リーサのビジネスを中心とした略伝。
- Tina Leser Biography, Fuzzylizzie Vintage – ティナ・リーサの作品を中心とした略伝。
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