ラルフ・ローレン:新しいアメリカン・トラディショナル

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ラルフ・ローレン

ラルフ・ローレン Ralph Lauren は、1940年にアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクスに生まれたファッション・デザイナー。


ニューヨーク市立大学ビジネス・コース在学中、片手間に「ブルックス・プラザーズ」にネクタイを売りこんだことからファッション・ビジネスが始まった。以後、そのネクタイ売り場でセールスマンを経る。
彼のはじめたワイド・タイ(幅広のネクタイ)がヒットしたのをきっかけに、デザイナーへ。学校でも企業でも、服飾デザインは教えこまれたことがなく独学で修めたという。

創業

1967年、紳士服ブランドの会社「ポロ」を起こし、翌1968年に、メンズウェアのコレクションを発表。特にシャツとスポーツウェアで成功した。1971年からはプレタ・ポルテのレディース・ラインをスタートし、スウェードなどを使ったカントリー・スタイルなど、婦人服に紳士服のイメージをとり入れたスポーティブなセンスに人気が集まる。
イギリス製フランネルやハリス・ツイードなど、あくまでも素材を大切にしたテーラード・スーツも一つの基調となっている。この点、セクシーな女性らしさのある作品を提供し、現在でもキャリア・ウーマンに強い支持を受けている。
眼鏡・毛皮・靴・スカーフ・宝石部門も持ち、日本でも評判をとった映画『アニー・ホール』(1977年)でダイアン・キートンの衣裳を手がけたことは有名。後に、アニー・ホール・ルックと呼ばれるまでの流行となった。また、航空会社TWAのユニフォームもデザインしている。
日本国内での主な製造元・販売元はポロ・ラルフローレン・ジャパン、インパクト21、ナイガイなど。全てライセンス・ブランド。対象は、レディース、メンズ、チルドレン。

作風

作風としては、ブリティッシュ・マインドの中に、より機能性やカジュアル感を持ち込んだ新しいアメリカン・トラディショナルを打ち出したといわれている。メンズ・スーツではアメリカのアイビーリーグ・モデルを、さらに身体に合わせてフィットさせ、ヨーロッパ調の高級なイメージをミックスさせたのが代表例。インテリア製品も手がけ、ライフスタイルを総合的にデザインする企業を築く。
コティ・アメリカ・ファッション批評家賞を6回、ニーマン・マーカス賞を1回受賞。

関連リンク

  • Home | Ralph Lauren – ラルフ・ローレンの公式サイト。 RL50、メンズ、ウィメンズ、チルドレンズ、World of ralph lauren、オンラインショッピング。
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この記事を書いた人

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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