メアリー・マクファデン(Mary McFadden)はニューヨークに生まれたファッション・デザイナー。
ウーマンズ・ウェア・デイリー(WWD)が選んだアメリカのトップ・デザイナー12人中の1人。
経歴
幼い頃をテネシー州の綿花の農園で過ごし、エコーレ・ルーベック(フランス)やコロンビア大学で学んだ。
1962年、クリスチャン・ディオールのニューヨーク支社に入ってPRディレタターを務めたのち、1964年にアフリカに渡り、ヨハネスブルグで「ヴォーグ」誌(南アフリカ版)の編集者になった。
アフリカ芸術に心をひかれ、中国や日本などのオリエンタル・ムードの服作りに発展する端緒となった。1970年にニューヨークに戻り、アメリカ版「ヴォーグ」の編集者になり、アフリカや中国の服がヒントになったチュニックを紹介し、へンリー・ベンデル店に買い上げられた。
開業
メアリー・マクファデンは、1976年にニューヨークの西35番街にメアリー・マクファデン社を設立、同年にコティ・アメリカ・ファッション批評家賞を受賞した。
同じ頃、インテリア・ファブリック、壁紙の部門でも成功し、インテリア界のコティ賞といわれるロスコー賞を受賞している。
かたわら、パーム・ビーチにパトリック・ランナンが設立した美術館「Lerman Foundation」のディレクターを務め、文房具・絨毯・ランジュリーのライセンスを持つほどの幅広い活躍を続けた。日本の布地を愛し、イタリアの服地と並んで彼女の既製服の主要素材になっている。
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