グレ:パリのを代表する女流デザイナー

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グレ

グレ Grès はパリのオート・クチュールを代表する女流デザイナーで、アリックス・グレ(Alix Grès)、マダム・グレ(Madame Grès)ともよばれます。

初め彫刻家を志望したがファッション界に入り、1930年頃独立。ついでパリ・サントノレ通りに”アリュックス”という名の店を開きました。

グレ Grès。アリックス・グレ(Alix Grès)、マダム・グレ(Madame Grès)とも。 via Madame Grès » Save My Brain


考案したドレスは自分でピンを打って子細に仮縫いを見なければ気がすまないという、現代では貴重な職人気質を持ちました。ギリシャ彫刻を思わせるドレープで構成したドレス、薄絹をバイアス裁ちで優美に仕上げたカフタンなど、卓抜した技術と織細な感覚が高く評価されました。

アリックス・グレのドレス『ヴォーグ』1938年。(c) Photo by Horst P. Horst, Vogue, 1938, Alix Dress Lud (Dress by Madame Alix Grès)

第2次世界大戦中、パリのドイツ占領軍により休店しましたが、1945年に再開した。1970年代にはサンジカ(パリ高級衣裳店組合=パリ・オートクチュール組合)の会長に就任しました。

ブールデル美術館にあるマダム・グレの神秘的なコーナー。 via Les sculptures de Madame Grès – I love stilettos

香水部門のカボシャール(Cabochard)は「頑固」の意味で、彼女の一徹さを表わします。1978年に来日し、東京でクラシック趣味豊かなショーを開催しました。

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Hannibal Publishing, Didier Grumbach, Kaat Debo, Olivier Saillard, Madame Gres: Sculptural Fashion, Cannibal Pub; Bilingual版, 2012.

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この記事を書いた人

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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