ストッキング・ソックス用語集

ファッション用語集
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ストッキングとソックスは脚部や足部を覆う衣料品のことです。いずれも編物、つまりニット製品です。

どう違うか厳密な区別がありません。そもそも近代以降、日本語でソックスを短靴下、ストッキングを長靴下といってきました。

大阪靴下会館。大阪府大阪市東成区中道3丁目13−23にて、2022年12月9日に撮影。

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ストッキング・ソックス用語集

このストッキング・ソックス用語集は、20世紀に女性むけとされたストッキングやソックスをとりあげています。

ストッキングとソックスの違い

ストッキングとソックスの共通する点は爪先(つま先)から脚部や足部までを覆うこと。長いとストッキング、短いとソックスということが多いです。

この用語集では膝上をだいだいストッキングといい、膝下をソックスといいますが、たまに曖昧に使っています。

辞書ではよく踝(くるぶし)を覆うとソックスといいますが、膝下までのハイソックスや膝上までのオーバー・ニー・ソックスがあるので説明ミス。他方、膝上まで覆っていればストッキングという説明はOKかと思います。

ストッキングとタイツの違い

ストッキングとタイツの違いはとくに混乱されます。

これについては次の記事をご覧ください。意味や構造だけでなく歴史にもさかのぼって説明しています。

ア行

アート・ストッキング:art stockings

ストッキングに花柄、水玉、幾何学模様などのアートなプリントを施したストッキング。カジュアル・ストッキングの一種。1960年代のミニ・スカートのころ流行りました。

網タイツ:fishnet stockings (tights)

網状のタイツのことですが、網状のストッキングも網タイツといいます。ネット・タイツ、フィッシュネット・タイツ、略して網タイとも。ダブル・ラッセル編み機(特殊なレース編機)で筒状に編み立てるものと、1枚の布状に編んだネットの生地を裁断縫製したものの2種があります。前者のつくり方では柄やストライプなども編めます。柄のあるものをラッセル・タイツとも。後者でつくった網タイツには後部に縫製痕(縫目)があり、これをバック・シームといいます。

アンクル・ソックス:ankle socks

踝(アンクル)までの短い靴下。穿き口を二つ折りや三つ折りにして穿くもの(ソックレットとも)と、折返さずに穿くものがあります。アンクレット、クオーター・ソックス、アンクル・ハイソックスとも。

アンクレット:anklet

足首につける装飾品、爪先から踝までをおおう短い靴下。後者の場合、穿き口を二つ折りにした靴下をよくいいます。

ウェルト:welt

縁飾りや縁かがりのことで、ストッキングやソックスでは穿き口を意味します。ガーター(靴下留め)を使うストッキングのウェルトはガーター・クリップからストッキングを保護するために脚部より太い糸を使って補強されています。このウェルとが二重編みになっているものがダブル・ウェルト。ダブル・ウェルトの中にはゴムやポリウレタン弾性糸を編み込んだものがあり、パンティストッキングやガーター不要ストッキングのウェルトはこのタイプです。

オーバー・ニー・ソックス:over knee socks

膝上までのソックス。トップのゴム部分が膝頭(ニー)を越える長さのソックス。ロー・ハイ、ニー・オーバーとも。

オペーク・タイツ:opaque tights

不透明で、透けないタイツ。肌の色が透けずタイツの色がはっきり出るので、カラー・タイツに多いです。一般に40デニール以上の糸を使っています。

オール・スルー・パンティストッキング:all through panty stockings

ふつう、爪先、踵(かかと)、パンティ部分などが太い糸で補強されているのに、脚部と同じ糸でつくったパンティストッキングのこと。ミニスカートやサンダルを穿くときに補強部分の違いを気にせず、素足のような感覚で穿けるのが特徴。とくに爪先や踵に脚部と同じ糸を使ったものはサンダル・タイプといいます。逆に補強部分の違いをアピール・ポイントにする美的基準もあります。

カ行

カジュアル・ストッキング:casual stockings

編み柄やプリントなどのデザインがあるストッキング。ふつうのストッキングよりやや厚手で、メッシュ、ジャカード、ラッセル・レース、ボーダー柄、プリントなどさまざまなデザインがあります。ファンシー・ストッキング、テクスチャード・ホーズなどとも。

ガーター・ストッキング:garter stockings

靴下留め(ガーター)が必要なストッキング。ガーター・クリップ(ボストン)か輪状のガーターを使うので、穿き口を二重編みや脚部より太い糸で補強していることが多いです。穿き口にレース飾りを縫いつけたものも。類義語が多く、シームレス・ストッキング、フルファッション・ストッキング、トリコット・ストッキングなど。

ガーターレス・ストッキング:garter-less stockings

靴下留め(ガーター)を使わなくても穿けるストッキング。ストッキングの穿き口にゴムを編み込んでガーターの機能をもたせています。また、幅広の輪ゴム状のガーターをを縫いつけたものもあります。ゴムつきストッキングやガーター・フリー・ストッキングとも。

カット・ホーズ:cut hose

裁断(カット)と縫製をしてつくられた靴下のこと。ふつうソックスは丸編みで成形されますが、ニットの生地を靴下の型紙に合わせて裁断・縫製してつくったものです。

カラー・タイツ:color tights

肌色以外のいろいろな色のタイツ。服装に合わせてコーディネートが楽しめるのがポイント。素材はオペーク調のウーリー・ナイロンやサポート糸がほとんど。冬物に綿やウールを使ったものもあります。

靴下カバー:Sock Covers

パンティストッキングの上に保温・保護や汚れ防止の目的で穿くものか、ストッキングの代用に穿く薄手のカバー。ナイロン製が多く、後者をパンプス・インともいいます。これにはスポーツ用もあり綿素材のパイル編みのものが多く、これがスニーカー・イン。パンプスやスニーカーなどを穿いたときに外から見えないので、米国ではゴースト・ソックスとも。

ゴア・ライン:gore line

靴下の爪先や踵にできる縫い目。これをアピール・ポイントにする美的基準もあります。

コラン:collant

パンティストッキングやタイツを意味するフランス語。「ぴったりフィット」の意味。

コンベンショナル・ストッキング:conventional stockings

ソックス本来の爪先や踵が別につくられたハイソックス。略してコンべ。爪先や踵が形づくられていないストッキングは「チューブラー・ストッキング」で、この対語にあたります。高価なものやデザイナー・ブランドものなどにコンベが多いです。

サ行

サーキュラー・ニット・ホーズ:circular knit hose

サーキュラー・ホーズとも。筒状に丸く編まれたハイソックス。後ろ中心に縫い目がないのが特徴で、つまりシームレス・ストッキングのこと。

サスペンダー・パンティストッキング:suspender panty stockings

パンティ部分の前後左右を大きくカットし、ガーター・ベルトのような形にしたパンティストッキング。穿くとガーターでストッキングを吊っているように見えることが語源。セクシー・パンストとも。従来のパンティストッキングより風通しがよいので夏物とされたことがありましたが、普及しませんでした。

サポート・ストッキング:support stockings

サポート糸で編まれたハイソックス。脚部の血管が膨張しないように、全体に圧力を加え、血液の循環をよくして疲れを防ぎます。当初は静脈瘤を押さえるためなど医療用に使いました。この利点を一般のストッキングにも利用するために、サポート糸をできるかぎり細くなるように改良したものが今のサポート・ストッキング。

サンダル・パンティストッキング:sandal panty stockings

爪先や踵に補強糸を使わないパンティストッキング。サンダル・フット・ホーズとも。脚部と同じ素材を使っているため素足のようにみえるのが特徴。強度は弱いが、サンダルを穿くには欠かせないパンティストッキング。換言するとゴア・ライン(靴下の爪先や踵にできる縫い目)がないストッキングのことで、逆にゴア・ラインをアピール・ポイントにする美的基準もあります。

シームレス・ストッキング:seam-less stockings

バック・シーム(後ろ中心の縫い目)がないストッキング。丸編み靴下機で、初めから終りまで同じ編み目の数で円筒状に編み立て、爪先部分を縫い合わせ、熱処理(ヒート・セット)をくわえて脚部と足の形を整えてつくります。縫目がない点で、フル・ファッションやトリコットのストッキングと違います。1960年代ころ、まだガーター(靴下留め)を使うのがふつうだったのでガーター・ストッキングといったり、縫い目がないのでシーム・フリー・ストッキングともいいました。

シームレス・タイツ:seam-less tights

脚部に縫い目がないタイツ。フル・ファッョンやトリコットのタイツのように裁断縫製でつくられる縫目ありタイプと対語的。

ショート・ストッキング:short stockings

膝までの長さのストッキングのこと。シームレス・ストッキングの一種。ストッキングと同じナイロン加工糸またはポート糸をよく使います。20世紀のあいだはおもに中高年に愛用さていましたが、パンツ・スタイルが流行しはじめると若者もハイソックス感覚で穿くようになりました。2010年代からデザインのバリエーションが増えカラフルなショート・ストッキングもたくさんあります。

スティラップ・タイツ:stirrup tights

スティラップ(鐙/あぶみ)のあるストッキングやソックス。爪先や踵の部分が取り除かれて、ちょうど鐙に足を引っ掛けたように見えるのが語源。スティラップ・レギンス、トレンカ・タイツとも。

スーパー・サポート・パンティストッキング:super support panty stockings

従来のサポート・パンティストッキングにくらべ締めつける力を強くしたストッキング。本来は医療用で、血管の浮き出る(静脈瘤)のを押さえ、血流をよくするために穿かれました。

スリッパ・ソックス:slipper socks

スリッパの機能をもった靴下。毛糸などで編んだソックスに革、合成皮革、フェルトなどで底をつけたもの。丈夫で暖かく、室内穿きの代用やアフター・スキーなどに使われます。

セパレート・ストッキング:separate stockings

左右2本に分かれているストッキング。パンティストッキングなどのワン・ピース型の対語風ですが、セパレート・タイプとしてはストッキングだけではなくショート・ストッキングも含みます。

セミ・ファッションド・ホーズ:semi-fashioned hose

フル・ファッション・ストッキングに似せて、後ろ中心にみせかけの縫い目をつけたストッキング。日本でシームレス・ストッキングの発売当初の1961年には、シームのないストッキングはストッキングではないといわれ、わざわざミシンで縫い目をつけて売っていました。

センター・シームレス・パンティストッキング:center seam-less panty stockings

パンティストッキングのパンティ部分の前後に縫い目(センター・シーム)がないストッキング。類義語が多く、無縫製パンティストッキング、ノンシーム・パンティストッキング、ワン・ピース・タイツとも。従来のパンティストッキングの製法と違い、長い筒状に編んだものの中央をウエトぐらいの大きさにくりぬき、そこを穿き口としてゴムを縫いつけ、二つ折りにして、最後に爪先部分をとじます。このためパンティ部分にセンター・シームができません。メリットは、センター・シームの肌への違和感がなく、薄手でタイトなスカートやパンツのときにパンティストッキングのシームラインが出ません。

タ行

タイツ:tights

チッパー:chipper

爪先や踵の部分を脚部と異なる色糸で切り替えてアクセントをつくった部分。

チューブ・ソックス:tube socks

チューブ(筒や管)のように筒状に編まれ、爪先と踵が編成されていないソックス。爪先、踵を編成ていないので生産効率が高い。米国製のスポーツ・ソックスやカジュアル・ソックスに多い。

チューブラー・ストッキング:tubular stockings

爪先や踵を編成しない筒状のハイソックス。略してチューブラー。熱処理で足の形をつくるため生産効率が高い。現在のパンティストッキングはほとんどがこのタイプ。わざわざ爪先と踵を編成するコンベンショナル・ストッキングは高価になりがち。

トー・カバー:toe cover

トー(爪先)だけを覆うもの。足底にクッション・パッドがつけられ、指のつけ根への負担を和らげ、疲れにくい効果がある。パンティストッキングのように薄手のためサンダルやミュールを穿くときにも使えます。米国ではかなり普及してきましたが、日本では1996年に初めて輸入発売されたくらい。クッション・ソール(爪先ストッキング)とも。

ナ行

ニー・ソックス:knee socks

膝下丈のソックス。脹脛(ふくらはぎ)の上にロゴムがくるのでずり落ちにくく保温性が高いです。1900年ころに米国でニッカーボッカーに合わせて穿くのが少年たちに流行、1920年代・1930年代に少女たちにも広がりました。1960年代になってミニスカートの流行にあわせて若者が穿きました。オートクチュールでは1965年のパリ・コレクションでデザイナーのアンドレ・クレージュがこのニーソックスを発表。ニー・ハイ・ソックス、ハイ・ソックス、ハーフ・ホーズ、ショート・ホーズとも。

ニッカー・ホーズ:knicker hose

ニッカーボッカー(膝下までのズボン)に合わせて穿く厚手のハイソックス。ジャカードやリブ編みでつくられ、登山などによく使います。素材は毛やアクリルが多いです。略してニッカーとも。

ヌード・ヒール:nude heel

熱処理で踵を形づくったストッキングやパンティストッキング。着用すると踵が素足のようにみえることからヌードといいます。現在のパンティストッキングのほとんどがヌード・ヒール。

ネット・タイツ:net tights

網タイツ、フッシュネット・タイツのこと。

ノン・ラン・ストッキング:non run stockings

伝線しにくい特殊な編み方でつくったストッキングや、ループの連鎖する部分を樹脂で接着加工して伝線しにくくしたストッキング。前者は同じ糸を使ってもふつうより透明感が劣ります。こ之タイプのストッキングをラン・レジスタントとも。後者は樹脂のざらつき感があって肌触りが悪いです。このタイプをラン・プルーフとも。

ハ行

バ:bas

フランス語でソックス、とくにハイソックスのこと。英語でホーズやストッキング。

ハイ・ソックス:high socks

バ・ジャルティエール:bas jarretiere

英語でいうガーターレス・ストッキングのことをフランス語でいっただけの言葉。ジャルティエール(靴下留め)のついたストッキングで、穿き口にゴムを編み込んでいたり、薄いストレッチ・レースのガーターを縫いつけています。つまり靴下留め(ガーター、ジャルティエール)が不要。

パターン・ストッキング:patter nedstock

柄物のハイソックスで、編み柄が多いです。脚部の全面に格子、縞、ダイ、ダブル・ラッセル編み機によるラッセレース柄などを編み出しています。1960年代にミニスカートが流行して以降、デザインが豊富になった。

バック・シーム・ストッキング:back-seam stockings

脚部の後ろ中心に縫い目(バック・シーム)があるハイソックスやストッキング。フル・ファッションやトリコットのストッキングは縫製で成形された靴下なのでバック・シームがあります。シームレス・ストッキングも発表当初は、わざわざシームを飾りつけなければ売れなかったほど、20世紀前半のストッキングの典型でした。

バミューダ・ホーズ:Bermuda hose

膝上までの丈のストッキング。オーバー・ニー・ソックスのこと。バミューダ・パンツに組み合わせて穿くときにこのようにいうことがあります。

パンティストッキング:panty stockings

ストッキングとパンティ部分がつながったもので、タイツより薄手。パンティ・ホーズとも、略してパンストとも。タイツは古くから舞衣装や体操着として存在していましたが、ナイロン製の薄く肌の透けるようなものは1963年ころに登場。1960年代のミニスカートの流行ともに、セパレートの大腿部までのストッキングが避けられ、パンティストッキングが主流になりました。ガーターが不要なので便利でスマート。ストッキングとタイツの違いはこちらを参照。
ストッキング:意味や歴史とタイツとの違い
ストッキングとは爪先から大腿部分を密着して覆う靴下のことで、主に編まれた靴下を指します。アングロサクソン語の木製編針(ストック stock =木の枝)を用いていたことが語源。日本語で長靴下、英語でhoseやhosieryといいます。

パンプス・イン:pumps-in

ストッキングと同じ薄手のナロン素材でつくられたもので、爪先から踵の下の部分だけを覆うソックス。靴の外から見えないのでこのようにいいます。素足で靴を穿いたときの蒸れや靴ずれを防ぐためにストッキング代りに穿くことが多いです。

ビキニ・タイプ・パンティストッキング:bikini-type panty stockings

股上を浅くして、補強糸の編み込まれている脚部をできるだけ少なくしたパンティストッキング。ヒップ・ハンガー・スタイルやヘソ出しルックのときにウエストからパンティストッキングが見える心配がありません。また、ミニ・スカートやホット・パンツのときにも足の切替え部分が見えないことが特徴。ちなみに補強部分が脚部と同じ糸でつくられたものをオール・スルー・パンティストッキング、またはオール・ヌード・タイプといいます。

フルサポート:full support

サポート糸を使ったストッキングやパンティストッキングのこと。すべてサポート糸を使ったものがゾッキや100%サポートで、サポート糸とナイロン糸を交互に編立てする交編と区別しています。サポート糸はポリウレタン弾性糸を芯に、ナイロンを右巻きと左巻きのダブルでカバーするダブル・カバーリング・ヤーンと、片方の巻き方だけのシングル・カバーリング・ヤーンがあります。

フル・ファッション・ストッキング:full-fashioned stockings

脚部の太さに応じて編み目を増減しながら平らに成形し、後ろ中央で縫い合わせたストッキング。後ろ中央の縫い目の左右にファッション・マークとよばれ目減らし跡がついています。「完全に成形した」(フル・ファッション)という意味で、ソックスのなかでは最も脚部にフィットしますが、シームレス・ストッキングが一般的になった今日ではこの方法でつくられているのはごく少数です。フル・ファッション・ストッキングが一般的だった時代には、安価なもののなかにはみせかけの縫い目(モック・シーム)やみせかけのファッション・マーク(モック・ファッション・マーク)をわざわざつけたものもありました。

ボディ・ストッキング:body stockings

爪先から胸部までおおうストッキング。ストッキングのように薄手のナイロン加工糸を素材に使います。1960年代後半に登場して、今ではストレッチ・レースなどを使ったものもあります。

ボディ・タイツ:body tights

ボディ・ストッキングより厚手の素材を使ったもの。ボディ・スーツに近い機能を備えているものもあります。

ボビー・ソックス:bobby socks

踝丈の靴下で、穿き口をいくつかに折り返して穿く靴下。1940年代後半に米国の若者の間でサドル・シューズにスローピー・セーター(女性用のだぶだぶの特大セーター)が流行して、彼らが好んではいたのがこのソックス。手編みまたは横編み生地を縫製てつくったものが多いです。防寒用に穿かれますが、スリッパ代わりに底にフェルトなどをつけたものもあります。ホーム・カバーソックス、ホーム・ソックス、ルーム・ソックス、→スリッパ・ソックスなどとも。

マ行

モーレー:Moley

英国モーレー社の商品で、足底部分に補強などの目的に別の糸を編み込んだ靴下がつくられました。この商品または編み込み部分をいいます。編成後に不要部分の糸を切り取るため、糸がむだになり、切り取ったところの見栄えが悪いという欠点があります。

ラ行

ライン・パンティストッキング:line panty stockings

ライン(縫い目)入りのパンティストッキング。丸編み機で編み立てたパンティストッキングに、後から縫い目をつけたもの。縫い目をカラフルにしたものもあります。

ラッセル・タイツ:raschel tights

ストライプやラッセル・レースのような透し編みのタイツ。ダブル・ラッセル編機でつくられるのでこのようにいいます。この編機は、円筒形に柄を編み込むほかに網タイツもつくることができます。

ランプルーフ:runproot

編み目を樹脂加工することにより伝線しにくくしてあること。また、この加工が施されたストッキング。

ルーズ・ソックス:loose socks

ルーズ(ゆるい、だらしない)ソックスのこと。長めの丈で、太番手の綿糸で幅広く編まれます。ずり下がって足首あたりでたるんでいる感じで穿くのが特徴。もともとエアロビクスなどのスポーツ用でしたが、1980年代にニューヨークのキャリア・ウーマンたちの間で通勤にスニーカーを穿くことが流行し、これとともにルーズ・ソックスも外出着の一つになりました。日本では1993年ごろから女子高校生のあいだで短めのスカートに合わせて穿かれ、1996年には全国的な流行に。スラウチ・ソックスやロング・スラウチ・ソックスとも。

レーシー・ストッキング:lacy stockings

レースのような透し柄のストッキング。1967年ころにミニスカートと組み合わせて穿かれました。長く露出した脚部を美しく飾るため、さまざまな色や柄が考えだされたものです。パターンド・ストッキングの一種で、素材にはストレッチ・レースが多いです。

レッグ・ウェア:leg wear

ストッキングやソックスなどの総称。ホーズ、ホジャリー、レッグ・ニットとも。

レッグ・タトゥ:leg tattoo

ストッキングについている柄のこと。ラインストーン、フロッキー加工、ビーズ刺繍、編み柄、プリントなどで柄を浮き立たせたものの総称です。アート・ストッキングとも。

ロング・スラウチ・ソックス:long slouch socks

長めのスラウチ・ソックスやルーズ・ソックスのこと。ルーズ・ソックスが20cm前後にたいし40cm以上のものがロング・スラウチ・ソックス。1993年ごろから女子高校生の間で穿かれはじめたルーズ・ソックスも1996年には長さがポイントとなって70cmのものもありました。これをスーパー・ルーズともいいました。

ワ行

ワン・ピース・タイプ・パンティストッキング:one-piece type panty stockings

センター・シームレス・パンティストッキングのこと。

ワン・ポイント・ストッキング:one point stockings

踵や踝の上部にラインストーンやリボンなどをつけた装飾的なストッキング。

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