古典的な色使いで新鮮なイメージ作り:鳥居ユキ

1960年代ファッション
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古典的な色使いで新鮮なイメージ作り : 鳥居ユキ

  • 製作:ビビシエトリヰ
  • アクセサリー:ベスト・インターナショナル
  • イヤリング:ヴァンドーム青山
  • ネックレス・ブレスレット:ベスト・インターナショナル
  • バッグ・靴:銀座かねまつ

リード文

細かい格子を織り込んだ鮮やかな藤紫のワンピースはソフトプリーツをたたんだ上品なシルエット。上に重ねた小さめのジレは、黒の別珍でドレスとのコントラストが格調のある典雅な雰囲気を作り出しています。ワンピースの素材はポリエステルで比較的求めやすい価格ですが、シルク風の光沢があり、気軽なパーティーにじゅうぶんお召しになれるドレッシーな装いといえましょう。
女性のやさしさ、奥ゆかしさ、優雅さのイメージを持つパールは、春のドレッシーな装いに格と気品を添えてくれます。
ホテルのディナーやパーティーなどでドレスアップした装いに気品を添えるのがサテンの靴とバッグです。藤紫と黒の取り合わせには上品なオフホワイトのひと組みが美しく調和します。

出典 「マダム」鎌倉書房、1978年4月号、21頁。

古典的な色使いで新鮮なイメージ作り「マダム」1978年4月号、21頁。

リード文批評

ビビシエトリヰ(鳥居ユキ/ユキ・トリヰ)の制作。
生地の説明に偏っていて、裁縫の説明は「ソフトプリーツ」のみ。真ん中の大きなリボンの効果についても言及していません。
色合いの説明も、メインのリード文に「藤紫」、靴とバッグのリード文に「藤紫と黒の取り合わせには上品なオフホワイトのひと組みが美しく調和」とあるだけです。
安い価格だがパーティに着ていけると、値段と場所を連動させた説明になっています。

作品批評

藤紫のドレスと黒の別珍のジレの組み合わせがシックでカッコいいです。
真ん中の大きなリボンも合わせて、リード文にあるようにコントラストが効いています。

1960年代ファッション
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この記事を書いた人

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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