お客さまを迎えるときの長いスカート:小沢喜美子デザイン
ここに紹介する2点の画像とリード文は「婦人画報」1967年12月号16頁・17頁に特集された「お客さまを迎えるときの長いスカート」です。
- デザイン:小沢喜美子
- カメラ:大倉舜二
- ヘア:近江美容室
リード文
日ごろから長いドレスを着てみたいな、とお思いの方は、お客さまをむかえる夜など、こんな長いスカートをお召しになってはいかが。ロマンティックで優雅なホステスの装いは、ホームパーティーをいっそうたのしくするものです。長いスカートだけをつくっておけば、上は絹の白やプリントのシャツブラウスとか、配色のよいセーターなど組みあわせは自由です。パーティーのときばかりでなく編ものをするとき、テレビをみるときなど暖かく利用できます。
リード文批評
上下黄色に大胆な配色。ジャケットは短めでスカートはマキシ丈。配色にもまして大胆で豪華なアンサンブルです。
マキシ丈の分、足首が見えず、靴も半分ほどしか見えていませんが、金色にしてゴージャスさを維持。ストッキングを穿いていなさそうなのが少し残念ですが、生足がむしろ大胆さや豪華さをアピールするのかも。
それでいて、ジャケットの大きな黒ボタンにもつい目が行くので、色々と楽しめる作品になっています。
モデルのまつ毛のメイクが鼻の上がり具合に平行して、完全に一目惚れです。勝ち誇った表情に心奪われました。
出典 「婦人画報」1967年12月号16頁
リード文
▲黄色いホステスウエアフランス綾の上下に、黒いシールのベストと上衿:スカートは、黒のタートルネックのセーターと組みあわせても美しいものです:▼紫のホステスウェアすみれ色のコージュロイで仕立てたベストとスカートです。あまい配色の長袖のシャツは、肌ざわりのよいアンゴラジャージーです。▼ピンクとグレーのホステスウェアリバーレースのブラウスと、暖かいアストラカンのスカートの組みあわせです。
リード文批評
こちらの2作品も上衣が短め、スカートを眺めに。
合計3作品とも布量にこだわらず、黄金比率をバリバリに反映させているのでカッコいいです。
出典 「婦人画報」1967年12月号17頁
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