訪問に便利なアンサンブル(鈴木宏子)
このページでは「婦人画報」1967年1月号、32頁・33頁に特集された「お正月の晴着」から「訪問に便利なアンサンブル」をご紹介しています。
撮影は藤井秀喜、デザインは鈴木宏子です。
特集リード文
ウール地のきれいな色をえらんでつくった晴れ着は、用途広く着られるように、ドレスに上衣をつけたものです。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、32頁
赤いアンサンブル
リード文
節織のように布の表面に太糸を織りだした中肉
のウール地です。柔らかいテーラードカラーの衿もとから、 バイヤス裁ちのドレスをのぞかせています。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、32頁
リード文批評
バイヤス裁ちは、バイアス裁ち。布を斜めに裁つことです。
45度の角度を正バイアスといいます。
青いアンサンブルと紫のアンサンブル
リード文
クレープのような薄手業の柔らかいジャージーです。オフィサーカラーの単純な上衣と、
ウエストを中心にVカットでくせをとったシフトドレスの組合せ 。
衿なしの上衣はドレスの衿ぐりより少し深く、前はつきあわせで共布のボウで止めました。ドレスは、 クレープの柔らかみを利用してウエストにギャザーしたものです。 いずれも、上衣を着れば街着から訪問用、 脱いで毛皮やアクセサリーを飾れば、 カクテル用になるもばかりです。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、32頁
リード文批評
シフトドレスとは、シュミーズやキャミソールのような感じのドレスのこと。
多くは肩からまっすぐに垂れて、身体にほっそりと沿わせた胴はぎののない型になります。
「婦人画報」1967年1月号の表紙と目次(外部リンク)はこちらをご覧ください。
コメント