本書はイラスト集です。
19世紀後半に最も人気のあったフランスのファッション定期刊行物「La Mode Illustree」から、1886年に女性の同時代衣装を細かく描いた絵が51点集められています。
オススメは、どのイラストでも下のように二人の女性が異なる衣装を着て描かれていて、室内や室外の設定にも注意深く配慮されている点です。
編者について
編者のジョアンナ・オリアン(JoAnne Olian)は、ニューヨーク市博物館の衣装コレクションの主事を務めた経験があり、ファッション史の著書を数多く書いてきました。そのためイラスト1点ずつが詳しく解説されています。
本書からは、スタイルを意識し始めた無数の女性たちのドレスの傾向が分かります。普段着、晴着、訪問着、ボールガウン(舞踏用衣装)、旅行用衣装一式、などがいろいろとりあげられています。また、優雅な装飾品に加え、子供用の流行衣服も選ばれています。
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