Christian Dior: Designer of Dreams · V&A
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
「クリスチャン・ディオール : 夢のデザイナー」
2019年2月2日(土曜日)開幕
この博物館はイギリスのロンドンに位置し、フランスのデザイナーたちの作品を多く集めている独特なものです。常設展にはアンドレ・クレージュら1960年代・1970年代のデザイナーたちの作品も展示されています。
自分の生活様式がとても好きな私にはイギリスほど魅了させてくれる国は世界にありません。私は、イギリスの伝統、イギリスの礼儀正しさ、英国の建築物が好きです。そして、イギリスの料理さえ好きなのです。クリスチャン・ディオール
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館では、この展覧会で、1947年から現代までを対象に、20世紀の最有力デザイナーとされる1人のヒストリーとインパクトをたどります。そして、クリスチャン・ディオールのファッション・ハウスが永続してきた影響を探り、イギリスとディオールとの関係に迫ります。
https://amzn.to/2ItCo6j
展覧会ハイライト
- モデルのオックスフォード(Oxford)のためのクリスチャン・ディオールによるスケッチ。1947年春夏オート・クチュール・コレクション用。
- モデルのラッキー(Lucky)とクリスチャン・ディオール(1955年頃)。
- モデルのシルヴィー(Sylvie)とクリスチャン・ディオール(1948年頃)。
- モデルのロンドレス(Londres)のためのクリスチャン・ディオールによるスケッチ。秋の1950年冬オート・クチュール・コレクション用。
- ディオーリング・パフューム(Diorling perfume)、1963年。
- エカラット・アフタヌーン・ドレス(Écarlate afternoon dress)、1955年秋冬オート・クチュール・コレクション、Yライン。
- チーター・アフタヌーン・ドレス(Guépard afternoon dress)、1959年秋冬オート・クチュール・コレクション、1960年ライン。イヴ・サンローランのデザインによるクリスチャン・ディオール。
- ペルー・ショート・イブニング・ドレス、1954年秋冬オート・クチュール・コレクション、Hライン。セシル・ビートンから贈呈。
- マールボロ公爵夫人を前にマーガレット王女(左)がクリスチャン・ディオールに英国赤十字の名誉会員資格を与えるスクロール(賞状)を贈呈する場面。
- 12月の夜のイブニング・ドレス、1954年秋冬オート・クチュール・コレクション、Hライン。マーゴ・フォンテーンから贈呈。
- クリスチャン・ディオール・ロンドン前のイヴ・サンローラン(1958年11月11日)。
展覧会詳細
最新のファッション展覧会「クリスチャン・ディオール : 夢のデザイナー」では、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が、フランスのクチュール・ハウス・クリスチャン・ディオールの歴史を辿ります。
先行して2018年2月2日にパリで開幕し、シングル・ショーにもかかわらず70万人以上の観客を集めたパリ装飾美術館(Musée des Arts Décoratifs)の同名展(「クリスチャン・ディオール : 夢のデザイナー」)を基にしています。この美術館は112年の歴史を誇ります。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は現在、この展示会の公式スポンサーがいません。しかし、LVMHの管理下にあるクリスチャン・ディオールと密接に協力しています。
近年、ルイ・ヴィトンからシャネルまで豪華なメガ・ブランドが、主要な美術館や博物館と協力して大規模な展覧会を開催し、一般の人々の意識を高め、伝説の物語を燃え立たせています。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の「クリスチャン・ディオール : 夢のデザイナー」は、今までイギリスで開催されていたフランスのクチュール・ハウスを対象としたものでは最大の展覧会となる予定です。200を超えるクチュール製作服を含む500以上のオブジェクトを持ち、1,100平方メートルのセインズベリー・ギャラリーを満たしていきます。
この展覧会は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のコレクションのハイライトをハウス・オブ・ディオールの素晴らしいアーカイブからたくさん集め、ハウスの幅広い話題を伝えます。クリスチャン・ディオールの英国との関係についても新たな光を当てる特別な機会を与えてくれます。これは同博物館の副ディレクター兼COO(最高執行責任者)のティム・リーヴェ(Tim Reeve)氏が力説するところです。
この展覧会「デザイナー・オブ・ドリームス」は、2015年に記録的な盛況となった「アレクサンダー・マックイーン : サベージ・ビューティー」(「Alexander McQueen:Savage Beauty)の開催以来、同館で開催された最大の展覧会になる予定です。
https://amzn.to/2ItCo6j
関連リンク
- ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の「クリスチャン・ディオール : 夢のデザイナー」案内ページ
- 「ハーパース・バザー」誌の限定カバー – この展覧会を祝福して作成された「ハーパース・バザー」誌2月号の限定版カバー。セシル・ビートンの撮影による、1951年のプリンセス・マーガレットがディオールの作成した衣装を着用している写真を特集しています。この号の中で同誌編集長であるジャスティン・ピカディは、英国皇室に対するマスター・クチュリエ(ディオールのこと)の賞賛とファッション界への彼の永続的な影響を振り返っています。さらに、女優のシアーシャ・ローナンは、新しい映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」の中で自分が主演した役割について話しています。現代の作家・詩人・芸術家であるスイートは、英国の精神に敬意を表しています。豪華な写真撮影は新シーズンの最高のコレクションを展示しています。
関連図書
https://amzn.to/2SP5oKw
https://amzn.to/2Nkh5CZ
コメント