お客様たちのドレス:婦人画報1968年10月号
この4点のお客様たちのドレスは「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、30頁・31頁に掲載されたものです。
カメラは大倉舜二、協力は伊勢丹。いずれもミニドレスが鮮やかなので取りあげました。友人たちというよりは、ややフケ専的な、文字どおりお客さまたちです。これはこれで萌えるもんですね。
特集リード文
お客さまたちの服も、披露宴の形式によってちがいますが、カクテル・ドレスが一般的でしょう。昼間の結婚式からひきつづいて出席する場合は、アフターヌーン・ドレスのままで結構ですが、アクセサリーを華やかに変えましょう。お客さま方は、花嫁さんのドレスよりひかえめに装うことがエチケットです。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、30頁
特集リード文批評
アフターヌーン・ドレスはアフタヌーン・ドレス。花嫁さんのドレスより控えめに装うのがマナーと書いてありますが、4作品とも膝上10cmほどの大胆なミニドレス。ミニスカート好きの私からするとバッチリ萌えますが、いったい何を控えているのかは理解に苦しみます…。
金色のドレス
リード文
金色のドレス 布地の張りをいかしたミセスのドレス。(39,000円)
黒のドレス ふくれ織りにスパングルの装飾。(38,000円)
出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、30頁
リード文批評
金色には「色」の漢字をつけて、黒色にはつけていません。金色のドレスはさすがに控えめなエチケットを越えているように思います。手前の女性が綺麗です。
花模様のドレスとピンクのドレス
リード文
花模様のドレス ナイロンの平織。薄地をいかしてギャザーとフリルで華やかにした若い人の服。(33,000円)。
ピンクのドレス 白のスパングルをくっきりと飾ったレーヨン・ジョーゼットの服。(39,000円)
出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、30頁
リード文批評
いずれのドレスも腹部で縫い合わせたワンピースのミニドレス。ギャザーとフリルを使った右の作品はラインが雑で、ややエチケット違反か。左の作品はあっさりしたラインで、プリーツが嫌味ではない。モデルのヘアスタイルにも左右されるので一概にいえませんが、右は若い人というよりミセス風、左は女子大生風。
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