Courreges, fashion memoir:アンドレ・クレージュの未見写真がちらほら
本書はアンドレ・クレージュの経歴やデザインに詳しいです。本格的にクレージュを調べてみようと思わせてくれた本です。写真は45点、うちカラーは28点。
薄い本ですが少数精鋭でクレージュらしさの伝わる写真が選ばれています。英語ですが、伝記がほとんど出ていない上、見たことのない写真がちらほら載っているので是非お勧めします。フランス語版もあります。
本書によるクレージュの紹介
アンドレ・クレージュは新しい技術と審美的な秩序を使ってし、着やすくしたモダンなスタイルを作成しました。スポーツにインスピレーションを発見し、現代の産業世界に先見の銘を持っていました。バレンシアガで数年間訓練を積んだ後にクレージュはトレードマークとなったスタークや未来的な衣類を生産しました。1961年に最初のファッション・ハウスをオープンしました。産業用資材と高度な技術を使ってクレージュはブランコ・ドレス、キャット・スーツ、精密切断したチュニックなどを作り出しました。そして、未来派と構成主義を融合した動的なシルエットを作成しました。多くの場合、自分の好きな色で作った月を反映したコスモス、銀反射白色光のアズールブルーなど。簡素なデザインは完璧な形でプラトニックな理想を組み合わせています。若さと楽観の精神が伝わってきます。
出典Valerie Guillaume, “Courreges : fashion memoir”, Assouline, 2004.
コメント