ロマンモード 旅行に着やすいウールの服:中嶋弘子

1960年代ファッション
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ロマンモード 旅行に着やすいウールの服:中嶋弘子

この4点のアンサンブルは「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、92頁~95頁に特集された「ロマンモード 旅行に着やすいウールの服」です。特集を提供する会社は吉忠(京都・東京・福岡)。ブランド名は「ROMAN TEX」。
デザインは中嶋弘子、カメラは秋山庄太郎。

特集リード文

十月は旅をたのしむ月。乗りものの中や旅先きに必要な、軽く、しわにならないウール100%の布地で、スポーティーな感覚のスーツや、夜の食事のときもお召しになれるアンサンブルなどをつくってみました。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、93頁

特集リード文批評

10月は旅をたのしむ月と書かれていますが、昔から不思議で仕方ないのが「仕事休むの?」ということでした。2泊程度の短期旅行ならできますが、家族旅行ともなると週末だけでは短いような。かといって女性1人旅なのか、女性の友達同士で行くのか、家事は放っておいて良いのか、等々。悩みは尽きませんでした。
宣伝文であることを直視すれば「旅行気分で週末ショッピング」程度のものも想定内に含んでいると理解すれば、分からなくもありませんが…。

格子のスーツ

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、93頁

リード文

秋のトップカラーを集めたロービングツイードです。立体感があって、しかも薄手で軽やかな風合いは、旅行着にぴったり。スタンドカラーに、深い打ち合わせの長い上着は、コートなしでも便利にお召しになれます。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、93頁

オレンジ色のスーツ

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、93頁

リード文

肌ざわりはやわらかいけれど、腰の強い、しっかりしたブッチャーという生地です。ステッチをきかせた、ヨークつきの活動的なスーツです。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、93頁

黒いスーツ

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、94頁

リード文

適度な張りのあるオットマン。朝のブラウスを組みあわせて、フォーマルな用途に着るスーツです。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、94頁

グレーのアンサンブル

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、94頁

リード文

風通織というジャカード。両面を使った袖なしワンピースと上着の組みあわせ。旅先きのドレッシーな用途などに、年齢をとわずお召しになれます。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、94頁

〈おしゃれのすべてをおとどけします〉ウールの季節です。この秋は、細糸で軽く、暖かく、染色の美しいロービングヤーンで織られた流行のッイードから、いつの時代にも魅力をもちつづけるオーソドックスなオットマンやブッチャーなど、すベてウール100%の着心地のよい”ロマンテックス”、の秋冬ものを揃えました。

出典 「婦人画報」婦人画報社、1968年10月号、95頁

1960年代ファッション
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この記事を書いた人

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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