このページでは雑誌「マリ・クレール」の特徴をまとめて、私の持っているバックナンバーの一部を御紹介しています。
特徴
1945年創刊の「エル」と並び称されてきたポピュラーな女性誌で、「エル」に比べて衣装に重点を置いています。刊行当初から合理的にセンスよく装うアイデアを詰めています。
といっても女性誌の定めで、ライフスタイル誌になってきたのも確か。今では美容・料理・キャリアアップ情報・セックス相談などと多岐にわたっています。
インテリアに特化した姉妹雑誌「マリ・クレール・メゾン」はフランスで年10回刊行されています。おしゃれで素朴に安く、でも安っぽくならないためのインテリア雑誌。手作り品や雑貨小物のページにも力を入れています。
バックナンバー紹介
日本版と中国版を紹介します。
どうも中国版の方が圧倒的に贅沢でボリューミー。日本版はみすぼらしい…。もうちょっと固有名詞をちゃんと書いてほしいところです…。
「marie claire 日本版」1996年2月号:アヌーク・エーメか
この写真は「マリ・クレール」(marie claire 日本版)1996年2月号の表紙。モデルはアヌーク・エーメか、記載も自信もありません。彼女だとすれば2頁分で写真とインタビュー。
カメラマンは撮影はパトリック・デマルシェリエ(Patrick Demarchelier)。1943年にフランスのパリ近郊に生まれ、故ダイアナ元妃の公式フォトグラファーとして有名です。
「marie claire 中国版」2005年12月号:チャン・ツーイー
この写真は「嘉人」(marie claire 中国版)2005年12月号の表紙。モデルはチャン・ツーイーです。8頁分にわたって写真とインタビュー。
- 編集:曽丹
- 文章:少女飞
- 撮影:冯海
- 撮影助理:谷子
- 化粧:ClaRence(シンガポール)
- 髪型:David Gan(シンガポール)
- 形象:刘閲薇
- 助理:靳琛、小龙
- 服装:ルイ・ヴィトン、ジバンシー、プラダ・ディオール
「marie claire 中国版」2006年12月号:コン・リー
この写真は「嘉人」(marie claire 中国版)2006年12月号の表紙。モデルはコン・リーです。9頁分にわたって写真とインタビュー。
- 撮影:ウィン・シャ(Wing Shya)
- 企画:李洁
- スタイル顧問:Saskia Weber
- 文章:柏邦妮
- 化粧:Kim Robinson
- 化粧品提供:L’oreal Paris
- 时装协助(ファッション援助):Yvonne Liu, Cui Dan
- 連絡:Corinne Liu
- 撮影助理:Lau Wai Kiu, Fung Tak Shing
- 特別感謝:Alice Yeung
- 灯光:时代联盟(時代連盟)
「marie claire 日本版」2007年6月号:キルステン・ダンスト
この写真は「マリ・クレール」(marie claire 日本版)2007年6月号の表紙。モデルはキルステン・ダンスト。2頁分で写真とインタビュー。
55頁に載っているキルステン・ダンストの写真がとてつもなく可愛いカッコいい。文章はYuki Saruwatari。
「marie claire 日本版」2009年2月号:マドンナ
この写真は「マリ・クレール」(marie claire 日本版)2009年2月号の表紙。モデルはマドンナです。2頁分で写真とインタビュー。
表紙の撮影はロレンツォ・アジウス(Lorenzo Agius)です。インタビュー・ページを担当したカメラマンはKevin Mazur/WireImage、文章はItsuko Hirai。
日本版の現在
1990年代に女性雑誌として確固たる地位をもっていました。1990年代の女性雑誌のなかでは最も多く読み応えのあるエッセイ群を掲載していました。2000年代になって他の女性誌と区別しにくくなり、2009年に休刊。
日本版創刊からちょうど30年を迎える頃にフランス本社から刊行依頼がきて、2012年7月に読売新聞購読者に限定配布されて復刊。
それから今までウェブ配信の形で継続して刊行されています。テーマはファッション、美容、ライフスタイル、セレブスナップなど。
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