フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)は1970年にキプロス島ニコシアに生まれたファッション・デザイナーです。
作風
表面的な装飾を排した、静かな造形美をみせるカッティングやフォルムに特徴。そのため、未来的でアーティスティックだといわれます。
奇をてらう作品が多く、スマートじゃない印象です。だから未来的だともいえますが。モデルをヌードやセミヌードにさせた作品も多いので、大げさ感が隠せません。
おすすめ作品
色々作品を見ていると、シャープさやスマートさがありませんが、アイデアとして面白いと思った作品が次の2点です。
コーヒーテーブル・スカート
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フセイン・チャラヤンがデザインしたコーヒーテーブル・スカート(2000年秋冬コレクション)。© チャラヤン via Coffee Table Skirt by Hussein Chalayan in AW00 (Photo Courtesy of… | Download Scientific Diagram
このスカートは2000年秋冬コレクション向けにフセイン・チャラヤンがデザインしたコーヒーテーブル・スカートです。ちょっと重たそうですが、スカートの穿き方が面白いです。
アワーグラス・ドレス

フセイン・チャラヤンがデザインしたアワーグラス・ドレス(砂時計ドレス)。 via The Dress that Transform – Hussein Chalayan | courageous expectations
アワーグラス・ドレス(砂時計ドレス)で、ウエストが凹んで上下が広がっています。パネル・スカートが文字通りにパネルになっている点が珍しく、パコ・ラバンヌを思い出しました。
素材はプラスチックでしょうか紙でしょうか…。50年前のラバンヌと似ているので未来派なんてとても言えませんが、久しぶりにこの手の作品を見たので、ちょっとだけ新鮮でした。
経歴
1993年にロンドンのセントラル・セント・マーチンズの卒業制作で作った紙地の服と、土に埋めて変質させたシルクの服がブラウンズ・セレクトショップに展示されて注目を浴びました。
1995年からロンドン・コレクションに参加。
2008年、プーマのクリエイティブ・ディレクターに就任。
2012年にブランド名を「チャラヤン」に改名。
https://mode21.com/puma/
関連リンク
- チャラヤン CHALAYAN|VOGUE JAPAN:フセイン・チャラヤンが1995年設立したファッションブランドを紹介した「ヴォーグ」日本版の記事。
- フセインチャラヤン : Hussein Chalayan – ファッションプレス:フセイン チャラヤンのブランド情報。プロフィールやニュース、コレクション、フセイン チャラヤンの取り扱い店舗・コーナーなどを確認できます。
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