1反の小紋でドレスとキモノコート(小沢喜美子)
このページでは「婦人画報」1967年1月号、38頁・39頁に特集された「お正月の晴着」から「1反の小紋でドレスとキモノコート(小沢喜美子)」をご紹介しています。
撮影は藤井秀喜、デザインは小沢喜美子、生地提供は「きぬたや」です。
特集リード文
美しい色と柄の紬ちりめんの和服地から、若い姉妹のために着物コートとドレスのアンサンブルをつくりました。普通1反は12メートルですが、これは「4丈もの」といわれている14メートル丈のものです。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、39頁
特集リード文批評
いわゆる着物リメイク。
1反は12メートル。
この作品に使われた生地丈は14メートルのもの。
ローズ色地に唐草と菊の小紋と黄色地の紅型
リード文
ローズ色地に唐草と菊の小紋 キモノコートはクラシックな道行に仕立て、ローズ系の着物に合わせました。ドレスは、広くあけた衿ぐりの方にボウをおき、カフスの内側に淡い紫のレースを重ねて、若い人らしい可愛らしさをだしたものです。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、39頁
リード文批評
キモノコートは吾妻コートを思い出させますが、簡単にいえばエプロンの延長。
黄色地の紅型
リード文
黄色地の紅型 羽織ふうのコートは、黄色い訪問着に合わせました。ドレスは、上部に黄色のレースを使ってカクテルドレスにもなるデザインですが、細い衿をつけたダブルの上衣を組みあわせて着やすくしてあります。2組とも軽いパーティーや観劇などのよそゆきになります。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1967年1月号、39頁
リード文批評
1点目にも2点目にもいえますが、着物の花柄を膝から太腿へ持ってきたのはミニスカートの影響でしょうか。
少なくとも2点目はそれ以外は無地なのが余計に、そう思わせます。
「婦人画報」1967年1月号の表紙と目次(外部リンク)はこちらをご覧ください。
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