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ブーツ:言葉の説明とシューズ・ブーティなどとの違い

シューズ・ブーツの歴史
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ブーツ(boots)とは深靴・長靴のこと。足の踝(くるぶし)よりも深くカバーする靴のこと。
踝よりも下までの靴はシューズ(shoes)、短靴。素材には、革、布、ビニール、ゴムなどが用いられます。

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ブーツの略史

ヨーロッパに限定したブーツの略史は以下の通り(他地域でも古くからブーツは着用されています)。古代の狩猟や旅行時に用いられた毛皮を巻き付けたようなタイプから発達し、15世紀後半からは騎士の靴として乗馬のために広く用いられました。当時は、ブーツが高い身分の象徴として機能していました。
18~19世紀にも乗馬用の長靴が普及。婦人も編上げやボタン付きの中ヒール・ブーツを用いるようになりましたが、20世紀になって一般的には短靴となり、スポーツ用としては、スキー・ブーツやスケート靴が用いられました。
1963年頃から、女性が冬に長めのブーツを履く習慣が始まり、スカート丈の上昇とともに世界中に流行しました。ミニスカート開発の一翼を担ったアンドレ・クレージュハイヒール・シューズよりもブーツを推奨し、衣服制作の傍らでブーツの制作にも注力しました。次の写真はクレージュが1967年頃に制作した白の革製ハーフ・ブーツ。ご覧の通り、ローヒールです。ハイヒール・ブーツが登場するのはその後の時代。

1967年頃にアンドレ・クレージュが制作したゴーゴー・ブーツ。

1967年頃にアンドレ・クレージュが制作したゴーゴー・ブーツ。André Courrèges, Boots via André Courrèges | Boots | French | The Met

ブーツの形状と種類

ブーツの形状には、紐で締める編み上げタイプから、ファスナーの開閉によって着脱するタイプ、緩め(ルーズ・フィット)のタイプまで様々。踝辺りまでの軽いブーツは、とくにブーティ(booty)と呼びます。
ブーツの種類には、踝だけのチャッカー・ブーツ、側面にゴムのあるチェルシー・ブーツ、TPO別では乗馬用のライディング・ブーツ、作業用のワーキング・ブーツ等があります。この内、ワーキング・ブーツ(working boots)のように本来の仕事用から街着用に定着したものもあります。

ニーハイ・ブーツの例。

ニーハイ・ブーツの例。ソフィア・フィアン・シーの “White bunny” via Sophia Fian C @facebook

  • アンクル・ブーツ(ankle boots)は、踝の隠れる程度の長さのブーツ。ウェスタン・ブーツ(カウボーイ・ブーツ)は、カウボーイが昔から履いていた独特なデザインをしており、上部の縁(へり)が曲線状にカットされ、側面や甲の部分にステッチや彫り模様がある。ヒールは前に傾斜させ、乗馬のための拍車が取り付けられています。
  • サイドゴア・ブーツ(side-gore boots)は、両脇にゴム布をゴア(まち)として入れた浅めのブーツ。昔は、モーニング・コートを着用した時に履いた礼装用でした。サイド・ゴアーズとも呼ばれます。
  • ストッキング・ブーツ(stocking boots)は、ストッキングのように柔らかい革で作られた、太股までの長いブーツ。膝丈までなら、ニーハイ・ブーツと呼びます。
  • スパッツ・ブーツ(spats boots)は、スパッツを付けたように見えるデザインが特徴で、脇にボタンをあしらったものも多く、ボタン・ブーツも呼ばれる。膝までの深さのものが多い。
  • ワーク・ブーツ(work boots)は、作業用の実用的で丈夫なブーツ。あまり長芋のはなく、踝の上までの深さのものが多い。鳩目によって前を紐締めにしたり、粗いステッチを施して、厚底が付けられています。
  • バギー・ブーツ(baggy boots)は筒型で足にピッタリとフィットしないブーツのこと。バギーは「袋のような、だぶだぶの」の意で、ルーズ・ブーツ、ルーズ・フィット・ブーツとも呼びますが、こちらは、狭義には履き口から下の筒の部分が弛んだものを指します。
シューズ・ブーツの歴史
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いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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