このページでは「婦人画報」1967年2月号、29頁から特集のはじめる「アクセサリーこんにちは」をご紹介しています。
アクセサリーこんにちは
特集リード文
アクセサリーという言葉を直訳すると、付属品、共犯者、芝店の小道具などいずれも助ける役目の言葉です。服装の場合〈ドレスを主体としてそれをより完全により美しくするために従属するもの〉をいいます。単に飾ることが目的ではありません。それによって一段と服装が整うものでなければならないのです。
それは、服という主役をいかす有能な脇役。たとえ主役が大根役者であろうともこぞってもりたてカバーして、うまい芝居にみせなくてはならないのとよく似ています。ですからアクセサリーを選ぶあなたは、その芝居アクセサリー をを創る〈演出家〉なのです。
出典 「婦人画報」1967年2月号、29頁
特集リード文批評
執筆は宮内裕。
ボンジュール・アクセサリーと題して、ハロー・アクセサリーとしない点はファッションをフランスに結び付けようとする一種の偏向権威主義がみられます。
この権威主義はフランスをおしゃれの代表格とみなす偏見で、パリ詣といいます。
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