アンドレ・クレージュのミニドレス
このミニドレスはアンドレ・クレージュが1966年にデザインしたものです。
2018年3月20日現在、1960年代・1970年代(革命の時代)の衣装としてゴーゴー・ブーツとともに展示されています。展示情報を教えて下さった同志社大学の学生に感謝します。
詳細
赤色のギャバジン地がAラインにカッティングされています。低めのスクエア・カットのネックを持ちノースリーブです。アームホールがわずかに切り取られています。
クレージュには珍しい単色のドレスです。
ドレス正面のヒップ高に2つのポケットがあります。袋は無さそうなので飾りのポケットでしょう。
3箇所の伏せ縫い目は各構成部分を強調しています。バスト下のボディス・カット、スカートの両側です。ドレスの裾も耐性を与えるために伏せ縫いされています。裾の伏せ縫いはパイピングと言って差し支えありません。
背中は腰の高さに水平で伏せ縫い目がありボタン留め。
素材や技術など
ウール製ギャバジン。シルク製裏地。
レーベル「クレージュ・パリス」。

アンドレ・クレージュのミニドレス(1966年)。ウール製ギャバジン。裏地シルク製。レーベル「クレージュ・パリス」。via Mini-dress | Courrèges, André | V&A Search the Collections
所蔵
ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されています。同博物館のMuseum numberは「T.99-1974」。
スタブロス・ニアルコス氏が同館へ寄贈(ギリシァの富豪Stavros Spyros Niarchos氏か?)。

ヴィクトリア・アンド・アルヴァート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum)@Mar.18.2018 Photo by Reika
関連リンク
- Mini-dress | Courrèges, André | V&A Search the Collections : ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の解説ページ。このページで紹介した「アンドレ・クレージュのミニドレス」を解説。概要(Summary)と追加情報(More information)あり。この作品は2018年3月18日現在、同ミュージアムのファッション・コーナーに展示されています。展示情報や展示写真を紹介・提供して頂いた同志社大学の学生に感謝します。
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