レナウン バークシャー:カラー・コーディネート

1960年代ファッション
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レナウン バークシャー

この記事はカラー・コーディネートの一部から。ストッキングのコーナーなのでドレスとの配色を述べていますが、写真にあるとおり靴との配色も大切。
V靴:ヨシノヤ、協力:レナウン・パークシャー

リード文要約

ストッキングの色もコーディネートする。
全体のコーディネートに忘れてならないのはストッキングの色。ドレスとストッキングと靴の色を考えてはじめて完全といえます。それには色数の多いストッキングの中から吟味し、ご自分の肌の色をプラスして選んで下さい。ストッキングが薄いほど肌色が透けて見えることも計算に入れておくべきです。
ドレスとストッキングの配色は必ず同系色に統一するのが美しいとはいえません。ピンクのドレスにピンクのストッキングよりも、グレーっぽい方がドレスをぐっと引き立てます。そして同じ白のストッキングも直射日光の下では、ほとんど真っ白のスポーティーに見え、夜の照明では肌色に近く、エレガンスに見えるということもごぞんじでしょうか。

リード文批評

文末の「ごぞんじでしょうか」の文体は当時の色んなところで散見されるものです。いわゆる「俺知ってるで」観点。また写真技術と印刷技術が現在よりも著しく低いので、同じ白色ストッキングを直射日光と夜の照明で比較することができていません。
その無能さを隠すために御存知という言葉を加えたかったのでしょうか…。人間は自分の無能さを知った時、自分よりもある点で無知な人間に対して「知らんのか?」と言いたがるものです。
とにかく1点目の薄茶色は、昔から好きなれない色です。また、柄が脛毛に見えるので、一色に統一していると可愛かったでしょう。

「婦人画報」1966年11月号、28頁


「婦人画報」1966年11月号、29頁

1960年代ファッション
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この記事を書いた人

いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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