流行色のアンサンブル 小沢喜美子:婦人画報 1966年
ここに紹介する2点の画像とリード文は「婦人画報」婦人画報社、1966年11月号、10頁~11頁に特集された「流行色のアンサンブル」です。カメラは藤井秀喜、デザインは小沢喜美子。
いずれの作品も膝頭をのぞかせるミニスカート。2点のジャケットには腹部にリボン。いずれも1960年代の大きな特徴です。
特集リード文
流行色は、とかく着にくいものとされていますが、今シーズンの紫は、日本人になじみ深い色です。江戸紫のように青みをふくんだものから、赤に近いほどの紫まで、日本人の肌を美しく見せる色です。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1966年11月号、10頁
特集リード文批評
赤に近い紫で示される作品はピンク色に近く、かなり目立った服になります。見た目が若くなってカッコいいですね。
すみれ色のアンサンブル
リード文
ドレスの胸と上衣のボウにビーズを飾ったウールジョーゼットの服です。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1966年11月号、10頁
リード文批評
いずれもシックで大人っぽいアンサンブル。
江戸紫のアンサンブル
リード文
冷たく冴えた紫のドレスと衿なしの上衣ショッキングピンクのアンサンブルジャンパーふうのドレスとドレ短い上衣の若い人のひとそろい。葡萄酒色のツーピース斜めに打合せた短い上着の衿もとに、かすかにピンクを重ねたデザイン。
出典 「婦人画報」婦人画報社、1966年11月号、10頁
リード文批評
いずれもピンク色に近い紫で、若々しい印象。後方の作品は打ち合わせを斜めにしていて面白いです。
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