ロマンモード 春の結婚披露のおよばれに
この記事は「婦人画報」1974年4月号の28頁~31頁に掲載された「ロマンモード 春の結婚披露のおよばれに」特集の4点を紹介しています。
- デザイン:中嶋弘子
- カメラ:秋山庄太郎
この記事に限った事ではありませんが、やたらとカタカナが多くて、それでいて「ケミカル」だの「マテリアル」だのカタカナが古臭くて…。化学繊維の発達が背景にあるわけですが、ダサい。
カタカナ表記のうち「・」はあった方が親切な場合、補足しました。その場合に引用符号は付していません。
この頃の女性雑誌には「Roman Race」のように生地会社のスタンプが付けられることが多いです。これはフランス版ヴォーグなどでも確認できることです。
特集リード文
結婚披露のおよばれに、
長いドレスを着る人たちが多くなりました。 お祝いの席をいっそう優雅に、 華やかにするためにうれしいことなのですが、 披露宴の場所やまわりとの調和を心得た装いが、 ほんとうのおしゃれだということを忘れずに。
出典 「婦人画報」1974年4月号28頁
特集リード文批評
「まわりとの調和」や「ほんとうのおしゃれ」という「俺知ってるで、お前ら知らんやろ」目線。
緑のドレス

「婦人画報」1974年4月号、28頁~31頁
リード文
繊細なチュール・レースのドレスと、衿と袖口にフリル
とオーガンジーを重ねたジャケットは、ミセスのアンサンブル。
出典 「婦人画報」1974年4月号29頁
金茶のドレス

「婦人画報」1974年4月号、28頁~31頁
リード文
花柄のリバー・レースの身頃だけは同色のサテン。ウエ
ストにグログラン・リボンをはめこみました。
出典 「婦人画報」1974年4月号30頁
特集リード文
とくに、若いお客さまの装いは、
花嫁さんのお色直しよりも派手すぎたり、 豪華すぎたりしないように注意するのがエチケットです。
ブルーのドレス

「婦人画報」1974年4月号、28頁~31頁
リード文
ウエストに同色のサテンのボウを結んだほっそリと
したシルエットはやはりケミカル・レースです。
リード文批評
ピンクのドレス

「婦人画報」1974年4月号、28頁~31頁
リード文
シフォン・ジョーゼットのやわらかいドレスの上に、
あまい色調の花柄のケミカル・レースのボレロを重ねました。ヘア 堀部美容室
特集リード文
<おしゃれのすべてをおとどけします>
レースは季節をとわず使われる優雅なマテリアルですが、 とくに春から夏に、その美しさが発揮されます。今シーズンの”ロマン“は各種のレースを、色も柄も豊富にとりそろえて、 ますます女らしい季節の装いに心をくばりました。
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