本書はファッション業界の職種を具体的に分かりやすく説明した本です。
華やかで活気溢れるようにみえるファッション業界ですが、実際には、地味な仕事の積み重ねの部分が大きく、また、1990年代後半からは特に厳しい経営状況が続いています。ファッション業界の企業や業界全体では、このような状況を打開し、活気を取り戻す人材を欲しがっています。
本書の内容
本書は、ファッション業界で働きたい人や自分の実力を発揮したい人に向けて、ファッション業界の様々な情報を提供・解説しています。
単に「働きたい」と考えているだけの人にも、生きた情報と現状を伝えることで業界マニュアルとして役立つ面もあり、また、業界用語の辞書としても仕事の目標設定としても使える本です。
具体的な内容は次の具合です。
業界全体の動向、アパレルの今と昔、就職活動スケジュールと面接時のマナー等が取り上げられています。これらは、ファッション業界就職時に必要な基本的知識・作法です。
また、業界を支える27の職種について、取得しておきたい資格・検定試験の数々、カタカナ語の多いファッション用語まで、幅広くフォローしています。
ファッションに関して何らかのスペシャリストになるために、まずこの本から始めるのが良いでしょう。2017年1月現在、2007年に出版された2009年版が一番新しいようです。その辺りを読まれることを勧めます。
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