ジャクリーン・ビセット
ジャクリーン・ビセットは1944年にイギリスのサリー州ウェーブリッジに生まれた女優です。
母語表記は「Jacqueline Bisset」。
「1970年代最高の美女」と呼ばれます。柔らかめの上品な顔立ちとに、グラマーな体型がアンバランスで、独特の風格をもっています。
父親はスコットランド人医師、母親はフランス人の弁護士。
彼女は3歳から16歳までバレエを学び、ロンドンのフレンチ・リセ・スクールを卒業しました。
映画デビュー
18歳から写真モデルを始めて、リチャード・レスター監督に見出されます。
これを機に1965年の映画「ナック」に出演、映画デビューを果たします。
1967年にはオードリー・ヘップバーン主演の「いつも二人で」に女子学生役で一瞬だけ出演し、セクシーな演技を見せました。
ハリウッド映画とフランス映画への本格デビュー
1968年「刑事」でフランク・シナトラの相手役、「ブリット」でスティーブ・マックィーンの相手役を務め注目を集めました。
ハリウッドを中心に活動し、フランス語が流ちょうなためフランソワ・トリュフォー監督「アメリカの夜」(1973年)などのフランス映画でも活躍しました。
次の画像は1976年3月号で、彼女が表紙を飾った「ヴォーグ」フランス版(パリ版)です。
ヴォーグ誌フランス版(1976年3月号)表紙。モデルはジャクリーン・ビセット。 via Vogue France, No.566, 1976, Mai.
ジャクリーン・ビセットの着る、ゴールドチェーン製ストラップつきアブラハム白色ジャージー地のロング・ドレス。マルク・ボアン制作(クリスチャン・ディオール・ブティック)。
- メイクアップ…ディオール社ナチュラル・ファンデーション「ハレドマイ」
- チーク…ディオール社ブラッシュ「フィギア」
- アイライン…マスカラ・ディオーマティック
- アイシャドウ…強めのコンパクト・ディオール・シャドウ「シベリア・グレー」
- 口紅…唇に赤い「爆発物」
- チェーンとゴールドイヤリング…カルティエ
- 髪形…フレデリック・ド・ルイ・G
ヴォーグ誌フランス版(1976年3月号)表紙
1981年の「ベスト・フレンズ」では自身の製作会社ジャケット・ プロダクションを率いて、共同製作をしました。
1985年には “Anna Karenina”「ベルリンは夜」でTVMにもデビュー。
結婚しない女として
“結婚しない女”として有名で、俳優マイクル・サラザン、 デザイナーのヴィクトル・ドレーと続き、ソ連生まれのバレエ・ ダンサー兼俳優のアレクサンダー・ゴドノフと同棲をしました。
2013年、BBCのミニシリーズ “Dancing on the Edge” での演技が高く評価され、ゴールデングローブ賞 助演女優賞(テレビ部門)を受賞。
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