パリから魅惑の贈り物:ゲラン
ここに紹介する2点の画像とリード文は「婦人画報」1967年12月号160頁~161頁に特集された「パリから魅惑の贈り物:ゲラン」です。広告を提供する会社はゲラン(フランスのパリ)。ブランド名は「Guerlain Paris」。
「全国一流デパート・有名小売店・美容院でお求めください」とあるように、デパート、小売店に加え美容院でも販売されていたことが分かります。
リード文
<香りの王室>ゲランは、ユニークな化粧品をおとどけします。20代のお肌に保つ若返り用品。キメ細かなクリームやパウダー。パリの流行を生み出すメイクアップ品。どれも、あなたの美しさをあざやかに輝かせます。みずみずしい色どりをゲランの香りの名品にマッチさせてください。
香水ミニスプレー
ノップを押せばフレッシュな香り。口紅のように手軽に使えます。入れ替えもかんたんです。ミツコ、夜間飛行、シャンダローム、シャリマー、ルールブルー。素敵な贈り物としても手頃です。
出典「婦人画報」1967年12月号160頁
リード文批評
ミツコ、夜間飛行、シャンダローム、シャリマー、ルールブルーは商品名。
このリード文で宣伝されているのは香水ミニスプレー。隣には口紅もあります。
リード文2
香りのいのちを琥珀の水にたくして、ゲランはパリのロマンのかぎりをおとどけします。ミツコ、夜間飛行、シャンダローム、リュウオード。香水の名品とオーデコロン、そして香りの化粧品をリードするボディークリームから石けんまで。贈るとき、受け取るとき、香りのシンフォニーが忘れ得ぬ真心を、深く静かに奏で上げます。
出典「婦人画報」1967年12月号161頁
リード文2批評
このリード文で宣伝されているのは「香りのギフト・ボックス」。「香りの調べを楽しむとき、贈る真心の深さが伝わります」というフレーズが添えられています。化粧品は衣料品と違って漢字が多くなっています。匂いと表意を重ねているのでしょう。
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