タイツでおしゃれを

ストッキング・ソックスの歴史
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アツギが1967年1月に出稿したタイツの広告です。

1960年代はパンティストッキングが開発されて流行した半面で、このようにカラフルな温かめのタイツも人気がありました。

脚を見せるのが1960年代ファッションのモードですから、4人のモデルともミニスカートかミニワンピースを着ています。女性ばかりで集まっている状況も理由です。

ふつう、日本の広告では爪先まで見せないのですが、この広告では4人とも爪先まで見せています。貴重な広告です。

それでは昭和レトロなタイツやストッキングをお楽しみください。

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タイツでおしゃれを

ぬいぐるみのようにすっぽりつつんでくれるタイツは、この季節にはたいへんありがたいもの。

近頃は、色、種類、サイズも豊富になりましたので、あそび着、 家庭着、 オフィスウェアなど用途に応じた使い方で、暖かい冬をおす ごしください。

アツギのタイツはマチが実用新案、マタのところがしわになりませんし、 ウエストにオペロンテープを使用しているので老化しません。

右頁/シームレスタイツ (600円~750円) は、 スキーパンツの下に最適。 また寒い日のちょっとしたおでかけにもお召しになれます。

左頁・右/カジュアルタイツ ( 850円~900円)は、レジャーはもちろん、ホームウエアにも。

左頁・左/イージーストッキング (600円~750円)は、タイツにストッキングの美しさをプラスしたもの。 他に和装用タイツ、妊婦用タイツもあります。『婦人画報』1967年1月号、92・93頁

タイツが脚を包むたとえが「ぬいぐるみ」(縫い包み)。女子にはピッタリの比喩です。

当時、色、種類、サイズの展開が豊富になってニット業界(メリヤス業界)の展開を想像します。

タイツを穿く状況に遊び着、家庭着、オフィスウェアとあって、外でも家でも会社でも穿けるエリアカバー。

あと、ペロンテープが頑丈そう。

色は右ページが茶紫、左ページの上が赤、下が紺。赤色のタイツがいちばん目立ちます。

シームレスタイツとカジュアルタイツを直接にくらべるとカジュアルタイツにシーム(縫製)部分があることになりそうです。

シームレス・タイツとは縫い目のない丸編の女性用タイツです。シームが縫目のことで、それがレス(less)つまり無いということです。類義語にシームレス・ストッキングがありますが、タイツの方が分厚いのでスキーなどにはタイツが薦められます。ストッキングとタイツの違いはこちら。
ストッキング:意味や歴史とタイツとの違い
ストッキングとは爪先から大腿部分を密着して覆う靴下のことで、主に編まれた靴下を指します。アングロサクソン語の木製編針(ストック stock =木の枝)を用いていたことが語源。日本語で長靴下、英語でhoseやhosieryといいます。

赤色のカジュアルタイツにはパンティ部分とホース部分を縫い合わせているということでしょうか。不詳です。

イージーストッキングにはタイツにストッキングの美しさをくわえたとのこと。他の3点のタイツにくらべて薄めにしているということでしょうか。とくに太腿がストッキング風に見えます。

洋装用タイツとは違った和装用タイツ、妊婦用タイツなども販売されている点に注意。

シームレスタイツ。『婦人画報』1967年1月号、92・93頁

カジュアルタイツとイージーストッキング。『婦人画報』1967年1月号、92・93頁

「婦人画報」1967年1月号の表紙と目次(外部リンク)はこちらをご覧ください。

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